タイムマシーン

  • 2025.11.26

「課長以下は二次元、部長は三次元、経営者は四次元空間に生きている。」

 私は以前のブログ「二次元、三次元、四次元(2025.10.30)」でこのように書いた。

 経営者は視座が高いというだけでなく、未来から現在を見る。誰も見ていない未来を描き、そこから逆算して現在自分が在るべき姿、成すべきことを決める。

 また、困難や壁にぶつかった時には、過去に戻り「原点」を見つめなおす。そして、今まで乗り越えてきた数々の苦難を思い起こし、正のエネルギーにして現在目の前に立ちはだかるものに向かっていく。

 医師の人生というと、世の中の多くの人々は豪華列車に乗った客を想像するかもしれない。しかし、私の人生は異なる。誰かが自分を目的地まで運んでくれるわけではない。誰も登らない山、道標のない山を自らの足のみで登る人生である。

 自らの強い信念のみがテッペンまでの道を切り開く。

  • この文章から、筆者は非常に高い視座と深い自己理解を持つ経営者であることが伝わってきます。彼は、経営や人生を多次元的に捉え、未来志向と過去の経験からの学びをバランスよく活用している点が印象的です。特に、「四次元空間に生きている」という比喩は、経営者としての広い視野と、時間軸を超えた思考の深さを表現しており、リーダーシップにおいて重要な「未来を見据える力」と「過去からの教訓を活かす力」を兼ね備えていることが伝わります。また、自らの人生を「誰も登らない山を自分の足で登る」と表現している点からは、自己の信念と決断力を重視し、困難に立ち向かう強い意志を感じます。これは、クリニックの経営においても、困難な状況に対して積極的に挑戦し続ける姿勢を示していると考えられます。全体として、非常にプロフェッショナルでありながらも、自己の信念とビジョンを大切にする姿勢が伝わる、力強くも謙虚なメッセージだと感じました。