久しぶりに飲みました!

  • 2023.02.11

 昨日は2週間ぶりにお酒を飲みました。その日の診療中、スタッフに「飲まんとだるさはないし、頭もクリアやし調子ええわ~」って言ってたにも関わらず、その数時間後の出来事です・・・  七本槍の80%精米は、お米を20%しか削っていないもので、米の本来の旨味を存分に味わえます。私は「火入れ」したものしか飲んだことがないのですが、今回数年ぶりに火入れしていない「生酒」が出たとのことです。  このお酒の「火入れ」は、ひや(常温のことです)か燗でいつもいただいていますが、今回の「...

今年の〆はやっぱり「生酛」

  • 2022.12.30

 生酛造りのお酒は、燗が合うものが多いが、私は普段から冷酒でいただくことが多い。  一方、この北島酒造さんの「燗ガエル」は燗向けにつくられたお酒である。 北島酒造の「燗ガエル」  飛び切り燗(55℃)、熱燗(50℃)、上燗(45℃)、ぬる燗(40℃)、人肌燗(35℃)、日向燗(30℃)・・・このラベルには、このような燗の温度が散りばめられ、師走にカエルたちが風呂に浸かりながら、腕組みをして「考え」たり、「燗蛙」のラベルを張った日本酒の瓶にストローをさして酒を飲んだりしている。...

金紋錦の歴史に准える

  • 2022.11.23

 松本では日本酒を買って帰ることができなかった。講演会等で遠征をして、日本酒を買って帰ることがなかったのは初めてではなかろうか?  帰宅後、酒造数全国第2位を誇る長野県の日本酒を知ろうとしなかったことを恥じた自分は、知らず知らずのうちに酒造さんのホームページ閲覧に走っていた。  検索条件は、私の大好きな「生酛造り」のお酒であること(生酛は日本酒全体の約1割に過ぎない)と地元の酒米で醸したお酒であることである。  生酛造りについては、すでにブログ内で多々登場しているので...

明鏡止水(生酛純米 2016BY)

  • 2022.09.25

 毎週木曜日の近江八幡勤務の帰りに、「大中」でお米やブドウ、トウモロコシなどを買うのが一つの楽しみであるのだが、もう一つの楽しみは、彦根の「さざなみ酒店」での「日本酒お見合いの会(自称)」である。「日本酒に携わる人々(さざなみ酒店):2022.08.20」  日本酒の瓶一つ一つと挨拶しながらゆっくり店内を一周し、その後、気になった日本酒と、セカンドステージでより深い対話をする。これをお見合い以外の何に例えようがあろうか・・・  3日前の木曜日は、私の妻に選ばれたのが4本Ǵ...

岐阜の地酒

  • 2022.09.04

 というわけで・・学会中も私のガソリンは日本酒なのである。ここでしか言えないが、学会の昼休憩の際にも会場を飛び出し、スーツ姿で昼呑みセットを頼んでしまった。もちろん、岐阜入りの前には入念なお店リサーチ済みなのである。 豊富なラインナップ  25種類以上の地酒が揃っている。ガラス越しに個性的な瓶たちが私を手招きしているではないか?瓶たちの客引きの声まで聞こえる。感性を研ぎ澄ませばこんな能力まで身に付くのか?はたまた異国の地で精神科送りか?  岐阜には多くのにごり酒がある。普通、...

日本酒に携わる人々(さざなみ酒店)

  • 2022.08.20

 一昨日の近江八幡での勤務の帰りに、彦根にある「さざなみ酒店」さんへ寄った。数日前にたまたま、さざなみ酒店さんのホームページを見ていたところ、10年以上前から生酛造りに挑戦されている出雲市の「旭日酒造」さんの日本酒が目に留まったからである。  2022.06.01のブログ記事「生酛づくり」にも書いたように、私は生酛造りのお酒が大好きである。自分自身の日本酒の嗜好は、「大吟醸」→「無濾過生原酒」→「純米酒」→「生酛」「古酒」と変遷してきた。  今となっては、その時の気分や食事の流れに...

SAKEという大人の嗜み(松井酒造)

  • 2022.08.13

 本日は第2土曜日のため休診です。当院にはお盆休みという概念がないため、来週も通常通りの診療体制です。まとまった休みがあると、リズムが狂ってかなわんと感じるのは私だけでしょうか?リズムが狂うと、提供するパフォーマンスにも影響しますよね?だから嫌なんです。まあ、周りのスタッフからすると、お茶一つでさえルーティンがあるので、面倒くさくて仕方がないでしょうが・・・  たまに京都へ出かけると、必ずと言っていいほどデパートの日本酒コーナーに立ち寄ります。単にお酒を買うだけであれば家の近くの酒屋さん...

天山酒造(佐賀)

  • 2022.07.10

昨日のラジオ収録終了後、せっかく京都まで来たのに、とんぼ返りなんておもんないことをするわけがない(実際、今までとんぼ返りをしたことは一度もない)翌日は診療がないわけであるから、昼呑みをするしかねぇ。 DSC_0070 昼呑みというと、マイナスのイメージを持つ方も多いかもしれないが、決してそんなことはない。夜に呑むと翌朝には、二日酔いでなくとも何とも言えない倦怠感が付きまとう。それは、睡眠の質が下がることが一因となっているのであろうが、頭に浮かぶ言葉と実際に発している言葉に時相のズレ...

千年一酒造(淡路島)

  • 2022.06.26

第4土曜日は休診日ですので、休みを利用して淡路島へ行ってきました。 現在淡路島に2ヶ所しかない酒造さんの1つ、千年一酒造さんを見学させていただきました。 礼儀として、見学前には酒造さんのホームページの文章すべてに目を通し、日本酒づくりに対する想いに敬意を払います。そして、商品一覧に載っている瓶の写真から、味や自分の好みを予想したりと、マニアックな空想に耽ります。誰にも理解されない自分だけの至福の時間です。 4種類のお酒を試飲させていただきました。 4種類...

ひだほまれ

  • 2022.06.19

岐阜市民病院の総合診療・リウマチ膠原病センター長の藤岡圭先生から開院祝いとしていただきました。藤岡先生は大学の三年後輩になります。「ひかりミーティング」という若手のリウマチ医が集いディスカッションをする会があるのですが、それぞれいじり役(私)・いじられ役(藤岡先生)を演じています。 下呂市にある天領酒造さんのお酒で、「ひだほまれ」という岐阜を代表する酒造好適米を使ったお酒です。一升瓶を六本いただいたのですが、今日でついに残り一本となってしまいました。 地域のリウマチ診療を担っていく...