リウマチだより 6月号

  • 2024.05.31

 今回も前回の4月号に続いて骨粗鬆症に関する話題を載せました。  骨粗鬆症は本邦に約1280万人の患者さんがいると推測され、関節リウマチは続発性骨粗鬆症をきたす代表疾患です。我々リウマチ専門医は、骨粗鬆症診療にも精通する必要があります。 f7b4ff0bb6920d277da4f1faf54e72fbダウンロード ...

心のリフレッシュ

  • 2024.05.26

 今週は体力的にも精神的にも負荷の大きい1週間でした。世の中には理不尽というか、全く理解不能なことが自らの身に降りかかることがあります。そのようなことが日常生活に占める割合は、非常に小さいのですが、ジャックナイフのように心を切り裂き、そしてえぐるのです。  話は変わりますが、SAKE DIPLOMAのテイスティング練習は考えすぎるためのか、完全にドツボにはまってしまっているような状態で・・・気分転換のために、純粋に飲みたいと思うお酒を楽しもう!と昨日の診療後に買ったお酒が下の写真です。...

湖北医療圏の病院とクリニックのリウマチ連携

  • 2024.05.23

 本日は木曜日ですので近江八幡での外勤でしたが、勤務終了後19時から間質性肺疾患合併関節リウマチの講演を拝聴しました。  間質性肺疾患合併関節リウマチでは、その程度によってはメトトレキサートを使用しにくい症例もありますが、疾患活動性をしっかりと抑えることが重要であり、過度にその使用を恐れることが結果的に患者さんにとって不利益になる可能性があることを肝に銘じる必要があります。JAK2を抑えるバリシチニブなどが治療選択肢の一つになる可能性もあります。  この講演は、市立長浜病院...

折り紙という発想

  • 2024.05.20

 本日も、全身性エリテマトーデス(SLE)の講演を21時まで聴講しました。SLEにつきましては、先日もブログにあげましたが、いかに免疫抑制剤を使いこなしてグルココルチコイドの減量を進めるのかが大変重要な課題です。  ところで、2日前のブログにスタッフが折り紙を載せています。皆さん読まれましたか?  折り紙作品は、いつ頃から始まったのか私の記憶は定かではありませんが、すでに1年前の初夏にはカエルの作品が院内にあったような気がします。その後も季節毎の作品を、スタッフが診療の合間...

待合室の飾り棚

  • 2024.05.18

 5月から待合室の飾り棚が折り紙の藤棚に大変身!スタッフみんなで、4月からコツコツと作った大作です。通院されている患者さんに少しでも楽しんでいただけるよう、毎月、飾りを変えております。 先日、診察を終えられた患者さんより「藤の花の作り方を教えてほしいわ💕」とのことで、他の患者さんも一緒に、待合室が折り紙教室に。「早速、家で作ってみるわ」と嬉しそうにお帰りになりました。 毎月の折り紙飾りを楽しみにしてくださっている患者さんもおられ、私たちスタッフもご期待にお応えできるよう、ますま...

社会的使命

  • 2024.05.16

 現在当院に通院中の関節リウマチ(RA)患者さんは250名を超えています。借地契約上、当院はあと23年の命です。もちろん、契約延長すればその限りではありませんが・・・私がちょうど70歳になるそのタイミングまでに、当院通院中のRA患者さんが1000名になることを目標にしています。目標というよりも、社会的使命と言った方が正確かもしれません。1000名になって初めて、医師としての社会的使命を果たしましたと、墓前で亡き父や御先祖様に報告できるのではないかと思うのです。  何もそんなことまで思わな...

本日は、全身性エリテマトーデス(SLE)のWEB講演を視聴しました。

  • 2024.05.09

 本日は木曜日・・・外勤先での勤務を終え17時過ぎに帰宅後、19時から約2時間、全身性エリテマトーデス(SLE)のWEB講演を視聴しました。 b9dfa61b728ed5b43404bc7523dd9307ダウンロード  アニフロルマブ(サフネロー)は皮膚症状を有する例に良い適応ですし、またグルココルチコイド(GC)をできる限り減量し、そして最終的に中止を目指す上でも非常に良い選択肢になります。  現在当院に通院中のSLE患者さんのうち、GCがプレドニゾロン換算で3.5mg/...

休みの日に考えること

  • 2024.05.05

 皆さんGWはいかがお過ごしでしょうか?天気にも恵まれ遠出されている方も多いと思います。一方で、かくいう私は遠出というものが苦手です。  私は普段、月曜日~土曜日(木曜日は外勤)が診療で、日曜日が休みというリズムで生活しています。日曜日も学会や研究会に参加すると休みがなくなってしまうこともあります。元々出不精ということもありますが、休みの日には日々の診療で疲弊しきった心身を休めることに集中しなければならないので、遠出をしたいとい発想はほぼありません。遠出をするにもそれなりのエネルギーを必...