煉獄瑠火の言葉

  • 2023.01.20

『生まれついて人よりも多くの才に恵まれた者は、その力を世のため人のために使わねばなりません。・・・(中略)・・・弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です。責任を持って果たさなければならない使命なのです。』  生まれ持った才能というのは、人それぞれである。私はしばしば、「全ては遺伝子で決まる」と発言しているが、この語を鵜呑みにされてしまうと、人々の誤解を招いてしまうことになる。  この言葉には、「血の滲むような努力をやり尽くした場合」という前提条件がつくのである。つまり、敢えて前...

令和五年 仕事始め

  • 2023.01.04

 今朝の天気は、雪交じりの小雨……令和五年の仕事始め……  私の心持ちは、この天気とも、また、昨年12/22のブログ記載時の「漆黒」とも似つかわしくないものであった。  それは、別府地獄(別府は、中学校の修学旅行で行った記憶があるのみである)のような「沸々」とした、より「おどろおどろしい」ものであった。  その底に、計り知れないエネルギーを溜めつつ、表面上は静けさを装っている……まさに「底力」……  我々の「底力」を見せる年が始まった。(主) ...

令和五年は「捲土重来」

  • 2022.12.30

 来年、クリニックとしてやること(発想段階のものも含む)を列挙してみました。  患者さん・医師・看護師・薬剤師を対象とした企画を、継続的にやるということです。 【①患者さん向け講演会・相談会(2022.11.06ブログ)】患者さんへの啓発を目的とする。11/6に実施した60~70名規模の会を、6月と11月に実施予定。当院単独ではなく病院とのコラボ企画ができないかと画策している。 【②リウマチたより(2022.12.01ブログ)】開業医の先生方への啓発を主目的とする。12/1に...

漆黒

  • 2022.12.22

 我が国で最も有名な鍾乳洞と言えば、山口県の秋芳洞であろう。私は小学生の時と高校卒業後に行ったことがある。長浜近隣では、関ヶ原にも鍾乳洞があり、数年前に行ったことがある。  鍾乳洞内部は、歩道が整備され、照明も設置されているが故に、何の不安もなく歩くことができるわけであるが、仮に突如その照明が消えたとしたらどうなるだろうか?きっと、とてつもない恐怖感が己を支配するに違いない。  自分の立ち位置が分からないというのは、これに似た恐怖である。先には光が見えている。目指すべき方向も見えて...

薬剤師さん対象の院内講演をしました。

  • 2022.11.26

 我々のクリニックの使命の一つが、地域への啓発活動です。その第一弾として、本日、調剤薬局の皆さんを対象に、院内講演会を行いました。ホームページに『スクリーンへの想い』を載せていますが、院内のスクリーンを使った講演は今回が初となります。  コロナが流行してからWEB講演会が主流になっていますが、人と人の関係は希薄で表面的なものでしかなくなっているように思います。  今回、異なる薬局さんから計3名参加いただきました。人数は少なくとも、こじんまりとした顔の見える会だからこそ、真の意味を持...

『一枚起請文』

  • 2022.11.23

 我が家は浄土宗であるが、父が亡くなるまでは実家には仏壇はなく、それまでは宗祖が法然上人であるという小学生の時に習った知識ぐらいしか持っていなかった。  父が亡くなったことをきっかけに、浄土宗について学ぶ機会を持ったわけであるが、『ただ往生極楽のためには、南無阿弥陀仏と申して疑いなく、往生するぞと思いとりて申す外には別の子細候はず』と法然上人が死の直前に遺した『一枚起請文』の中にあるように、専修念仏を教えの旨とする。  結果が出ない時、その原因の多くは、自分の努力が足りないかやり方...

車窓(続編)

  • 2022.11.18

 名古屋駅から松本駅まで、特急「しなの」で約2時間・・・  車窓からの眺めは、都会のビルから徐に田園風景となり、中津川駅を過ぎてからは眼下に木曽川を望む。上流に進むにつれ、川原の石はどんどんと大きくなり、岩のようなものがゴロゴロと点在している。吊り橋も所々に架かっている。  薄暮の中、眼下に見える景色は、まさにその時の私の心持ちと似つかわしいものであった。芥川龍之介の「蜜柑」の書き出しに見られる主人公を思い出した。(「蜜柑」:芥川龍之介、2022.10.23ブログ)と同時に、幼稚園...

車窓

  • 2022.11.17

 日が昇るのがだいぶ遅くなってきた。外勤のため近江八幡へ出勤する時間は、まだ辺りは暗い。  夜明け前の琵琶湖に浮かぶ漁り火、払暁に佇む彦根城、そして帰路には薄暮の比良の山々・・・車の中から見えるこの景色を、古の人々も同じように見たのだろうか?時代が違えば、また時代が同じでも見る人が違えば見え方も違うだろう。そして同じ人が同じ景色を見ても、その時の心情により見え方は異なるであろう。  3年前に「特急しなの」の車窓から見た景色は、明日の私にはどのようにうつるのだろうか?この3年間、自分...

WINDING ROAD

  • 2022.11.14

 最近2ヶ月間、新患数がめっきり減った。地域において、自分が必要とされていないのではないかと自信を失いそうになることさえもある。焦燥感が自らの心を覆い尽くす時もある。  ふと、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で田中将大投手が語っていたことを思い出した。「外角低め」・・・迷った時の原点回帰  おそらく、その答えは100を超えるブログの文章の中にあるのだろう。  目の前に見えるwinding roadが、きっと数年後には「振り返れば ただまっすぐに 伸びていた 今日まで...

本日、リウマチ療養講演会・相談会がありました。

  • 2022.11.06

 言葉とは誠に難しいものである。指示出しの難しさ(2022.10.18:ブログ投稿)でも書いたが、伝え手の意図と全く異なる形で、受け手に解釈されてしまうことがある。  今回の講演を聴いてくださった方々は、どのような解釈や理解をされたであろうか?私の意図とは異なる解釈や理解をされたり、それが十分に伝わらなかった部分もあったとは思う。  仮にリウマチ専門医であっても、知らないことや誤解していることがたくさんある。そして、間違った理解が大勢を占めればそれが「正義」となり、正しいことを発言...