「関節リウマチもどき」の痛風
- 2025.01.30
痛風という言葉を聞いたことのない人はまずいないでしょう。尿酸の値が高い状態が持続すると、尿酸ナトリウム結晶が関節内に沈着し、痛風発作と言われる関節炎発作を誘発します。典型的な罹患部位は母趾MTP関節(足の親指の付け根)であり、発赤を伴う腫脹・激痛が生じます。 「痛風の診断なんて簡単」と思われがちですが、実は結構難しいのです。足関節やアキレス腱などにも炎症をきたすことがありますし、関節炎発作を繰り返しているうちに、手指・手・肘・肩関節などにも関節炎が生じ、かつ持続性となり、レントゲンで...