高齢発症関節リウマチ

  • 2025.01.14

 関節リウマチ(RA)は40~50代で発症することが多いと言われていますが、最近では70代以上で発症する高齢発症関節リウマチが増えています。

 高齢発症では若年発症と比較し急激に発症することが多く、たった2~3週間であちこちの関節に炎症をきたし、日常生活動作に著しい制限が生じることがあります。つまり、正確な診断がなされず適切な治療介入もなされずに時間を浪費すると、患者さんには身体的精神的に大きなストレスがかかることになります。

 ひたすら関節注射だけとか、ロキソニンを連日内服するとかいうのは、前回のブログでも述べたように、診断をつけることを怠りひたすら対症療法に終始しているのと同じことです。

 高齢の方であちこちの関節が急に痛みそして腫れを伴うようであれば、できるだけ早くリウマチ専門医を受診するようにしましょう!!