漆黒
- 2022.12.22
我が国で最も有名な鍾乳洞と言えば、山口県の秋芳洞であろう。私は小学生の時と高校卒業後に行ったことがある。長浜近隣では、関ヶ原にも鍾乳洞があり、数年前に行ったことがある。
鍾乳洞内部は、歩道が整備され、照明も設置されているが故に、何の不安もなく歩くことができるわけであるが、仮に突如その照明が消えたとしたらどうなるだろうか?きっと、とてつもない恐怖感が己を支配するに違いない。
自分の立ち位置が分からないというのは、これに似た恐怖である。先には光が見えている。目指すべき方向も見えている。而してそれに続く道も見えている。ただ、未来ではなく、どこにいるのか分からないという「今」が恐怖なのである。
「神様は乗り越えられる試練しかお与えにならない」というが、今が年末最後の上り坂である。(主)