明鏡止水(生酛純米 2016BY)

  • 2022.09.25

 毎週木曜日の近江八幡勤務の帰りに、「大中」でお米やブドウ、トウモロコシなどを買うのが一つの楽しみであるのだが、もう一つの楽しみは、彦根の「さざなみ酒店」での「日本酒お見合いの会(自称)」である。「日本酒に携わる人々(さざなみ酒店):2022.08.20」

 日本酒の瓶一つ一つと挨拶しながらゆっくり店内を一周し、その後、気になった日本酒と、セカンドステージでより深い対話をする。これをお見合い以外の何に例えようがあろうか・・・

 3日前の木曜日は、私の妻に選ばれたのが4本💛💛💛💛。生酛2本、精米歩合82%の純米(雄町)が1本、玄米(精米歩合100%!全く削っていません)からの純米(豊郷の岡村本家さんです)が1本・・・私に選ばれる日本酒は、皆個性派ぞろいですね。

 そのうちの1本が、明鏡止水(生酛純米2016)。長野県は酒造数が全国第2位の日本酒王国。滋賀県の酒造好適米である「渡船」や「玉栄」を使ったお酒は、無骨な男らしい味わいのものが多いのですが、長野県の代表である「美山錦」を醸したお酒は、スッキリした味わいとなります。2016BYなので紹興酒らしさもありながら、決してくどくなく、生酛特有の酸味もまろやかで、余韻も程よい非常にバランスの取れたお酒です。

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 袋麺の「チャルメラ」と合わせてみましたが、これが最高!!ラーメンとも寄り添える日本酒ってなかなかないですが、生酛や古酒の懐の深さを感じた瞬間でした。(主)