思考は現実化する
- 2025.07.17
「~なったらいいのになぁ」と、しばしば人は口にする。しかし、そのほとんどは実現することはない。その理由は「やっていないから」である。しかも、致命的と言えるぐらいに。
目標実現のために「何をいつまでにやるのか」という計画を立て(Plan:P)、そして「実行」し(Do:D)、その結果を「検証」(Check:C)した上で、「軌道修正しさらに実行」する(Action:A)という PDCA サイクルを回していかなければならないにも関わらず、ほとんどの場合最初の2段階ができていないのである。
Pでいうと、「いつまでに」という点が非常に重要である。 deadline を明言するということはその発言に責任を持つということであり、発言した以上それまでに必ず実行しなればならない。
かつ、人は仕事の量が同じであっても deadline ギリギリに間に合うように仕事のペースを調整するため、その deadline を早くする意識を持たなければならない。そうすることで、PDCA サイクルが回るスピードは速くなり、正しい意思決定や判断、目標達成に近づける可能性が高くなる。
受験勉強でも、自分より上のポジションにいる人たちは、ほぼ間違いなく自分より勉強をやっている、実行量のレベルが違う。自分より才能があるにも関わらず、やっているのである。それはどう考えても自らに勝ち目はない。
最初の P と D ができずに終わってしまうのは、結局のところその口から出た内容がその人の人生にとってそれほど重要ではないということなんだろう。本気度があればやるはずだから。経営者の目つきを見れば、どのような経営者なのか分かるというのも全くその通りである。