膳所に降り立つ

  • 2025.07.10

 本日は当直明けでしたが、訳あって膳所へ行って参りました。私は20年以上前に初期研修を大津市民病院(現在:市立大津市民病院)で修了致しましたが、当時は膳所駅から湖岸へと下るメインストリートを何度となく歩いたものです。

 その道を懐かしみながら歩いていると・・・手術中にヘッドバットやみぞおちへの肘打ち(これは誤解のないように言いますが、私の「鈎引き」がヘタクソなためです)といった愛のムチを授かった外科の先生によく連れて行ってもらった居酒屋さんが当時のまま残っていました。

 あれから20年余り・・・今の自分は想像できなかったなぁ・・・リウマチ科という選択も、父の医院を継がないという選択も、そして新規に開業するという選択も・・・

 これからさらに20年・・・目の前の波をすべて全力で乗り越えて行こう!波を越えようとしないというのは、成長する機会を自らの手で失する行為なのだから。「これぐらいでいいや」「これ以上無理や」と限界を決めずに、毎日一所懸命生きていれば、20年前に想像できなかった景色が今広がっているように、20年後には今想像できない景色がきっと広がっていることでしょう。