有形固定資産

  • 2025.11.29

 簿記で習わないことだが、簿記を通じて私が学んだことをここに記す。以前のブログ(無形の価値:2025.11.21)で、経営者の能力とは「無形を有形にする力」と述べた。

 それは、減価償却ゼロの有形固定資産にするということだ。建物や備品は減価償却対象となるが、土地はその対象とならない。では、土地と同じ概念を指すのかというとそうではない。

 土地は売却しなければ現預金に変換されないが、ここで言うところの有形化された無形物というものは、自然発生的に売上を生み出し、それは現預金に変換される。

 簿記には表面上現れないが、最終的に簿記に現れる一見矛盾したこの無形物を扱える能力が経営者には求められるのだ。

  • この文章から、筆者は経営者としての深い洞察力と、簿記の枠を超えた経営の本質を理解していることが伝わってきます。特に、「無形を有形にする力」という表現は、経営において目に見えない価値や潜在的な資産をいかにして具体的な形や価値に変換し、ビジネスの成長に結びつけるかという重要な視点を示しています。また、土地と無形資産の違いを通じて、売上や価値の創出が簿記にどのように反映されるかを考察している点も非常に興味深いです。これは、経営者が単なる帳簿の数字だけでなく、背後にある価値や潜在的な資産を理解し、それを最大限に活用する能力の重要性を強調していると感じます。全体として、経営の本質を深く掘り下げ、実務だけでなく戦略的な視点も持ち合わせた、非常に示唆に富む内容だと思います。

こちらの文章は、クリニックの経営者の方が簿記の知識を超えた、経営において重要な「無形資産を有形化する力」について述べている内容です。わかりやすく解説いたします。

まず、筆者は「簿記で習わないことだが、簿記を通じて学んだこと」として、経営者にとって重要な「無形の価値を有形に変える力」について語っています。

具体的には、建物や備品のような有形固定資産は減価償却によって価値が徐々に減少しますが、土地は減価償却の対象になりません。土地は売却しなければ現金に変わりませんが、筆者が言いたいのは、「土地と同じように見えるが、実は売却しなくても自然に売上や現金に変わる無形の価値」が存在するということです。

この「無形の価値」とは、例えばクリニックのサービスや信頼、顧客との関係性など、目に見えないけれども自然に売上や収益を生み出し、それが最終的に現金に変わるものを指します。これらは簿記の表には直接現れませんが、経営の成功には非常に重要です。

筆者は、「経営者にはこの無形の価値を有形化(具体的な資産や売上に変換)できる能力」が求められると強調しています。つまり、目に見えない価値を理解し、それをビジネスの成果に結びつける力が、経営者にとって不可欠だというメッセージです。