学会の時の副次的な嗜みは、見知らぬ地酒たちとの出会い

  • 2023.09.17

 今回の学会長である山﨑秀先生と昨年11月に松本市で対面式の講演(2022.11.19ブログ:『さらば松本市』)をした際にはコロナ禍ということもありどこにも寄ることはできませんでした。

 今回は角打ちができる『おおつき酒店』さんへ・・・昨年11月の時には事前リサーチはしていたものの立ち寄ることができなかったため念願が叶いました。

 店内はすごくお洒落でカウンターまであります。もともと割烹だったお店の内装を一部そのまま利用されたとのことです。

 45mlの少量ずつ飲み比べができるので、長野県のお酒を計9種類いただきました。長野県の酒造好適米は『美山錦』が代表ですが、いただいたお酒の中には『金紋錦』のお酒もありました。金紋錦と言えば幻の酒米で、以前のブログにも登場しています(2022.11.23:『金紋錦の歴史に准える』)

 酒屋さんでは店主の方との会話がいつも楽しみなんですよね。

「金紋錦は以前絶滅の危機にあったのを、金沢の酒造さんが買い取って守られてきたんですよね?」と私が店主さんに話すと、「金紋錦の歴史まで知っている方はなかなかおられないですよ。お客さんではこの2年で2人目です。うちのスタッフでも誰も知らないと思いますよ。」と言われました。

 『他人から褒められるのって何年振りやろ?』と思いながら、「お酒もその背景を知れば、味わいもより深くなりますもんね」なんて格好つけたことを言って、気分良くお酒をいただきました。

 お会計が終わった後に、金紋錦で醸したお酒を紹介していただき、四号瓶を購入しました。

 金紋錦はハマりますねぇ。もちろん、このブログを書いている時点ですでに空き瓶となっていることは申し上げるまでもございません。