昨日、名古屋の関節エコー研究会に参加しました。

  • 2024.03.24

 昨日土曜日の外来診療終了後、『SUMIREの会』という名古屋の関節エコー研究会がありました。

 『SUMIRE』は、SUmmit of Musculoskeletal Imaging by Rheumatology Expertsから 名付けられたもので、関節エコーに関する症例提示やミニレクチャー、特別講演など2時間のプログラムになっています。

 現地参加・オンライン参加どちらも可能なハイブリッド開催でしたが、私は現地のリアル感を味わいたくて現地参加を選択しました。現地参加者は演者・座長を含めて20名余りで、パッと会場を見渡しても多くは私より若い先生方でした。関節エコーは、関節リウマチの診断・治療方針決定などにおいて大活躍してくれるツールですが、技術の習得には時間がかかるため、なかなか年配の先生方には受け入れられない実状があるのかもしれません。

 先日のブログ(開業医の体調管理:2024.03.02)で、開業するリスクの話をしましたが、他のリスクとして学ぶ機会が大きく失われるという点にあります。開業すると、病院とは異なり外から入って来る情報量は大幅に減少しますし、医師同士の情報共有もありません。あたかも、無人島で一人格闘するような感覚です。今回のような研究会や学会などで新しい情報を仕入れないと、専門医・指導医であっても取り残されてしまうという恐怖感が常に付き纏います。

 今回の会終了後に、岐阜県総合医療センターの岡田英之先生と一緒に食事をしました。日常診療の疑問点などを話しましたが、その中で岡田先生から『先生、意外としっかり診療されていますね』と言われました。岡田先生は私より若い先生なので、この文面だけ見ると生意気なやつと思われるかもしれませんが決してそうではありません。私は、岡田先生からのこの素直な感想をむしろありがたいと感じました。

 人は年を重ねると、間違いがあっても他人から指摘してもらえなくなります。特に我々医師という立場の者は、なおさらその傾向があります。いつの間にか感覚がズレていっても、ズレていることに気付かなくなるわけです。その人だけがズレていても迷惑はかかりませんが、医師の場合、治療方針がズレしまうと患者さんに迷惑がかかることになります。

 自らのズレを軌道修正してくれる人を大事にしなければいけないと思います。岡田先生だけでなく、岐阜市民病院の藤岡圭先生ともまた会えるといいですね。これから岐阜や名古屋の研究会にもちょこちょこ顔を出そうと思った一日でした。