霹靂一閃
- 2025.01.03
本日午前中でレセプト業務を終わらせました。クリニックの駐車場に無断でとめる車がありましたが、正月三が日ですので大目にみましょう。
さて、本日は初詣に・・・私は年男でして今年は「九の坂」に当たります。開業直前の3年前は「八方塞がり」でした。思えばこの2年あまり、常に八方塞がりの九の坂でしたので、今さら今年が「九の坂」と知らされても何とも思いません。
経営者は、他人に認めてもらいたいという気持ちを持ってしまうと、ピットフォールに落ちてしまう恐れが常にあります。多くの人が持つ承認欲求を捨てきれるかどうかが大事です。
「先生は敢えて茨の道を選択されましたね」(2024.09.25)に書きましたが、2年前の自分は、経営者のほとんどが選択しない選択肢を選びました。その結果が遅かれ早かれどうなるかは、自分の目には明確に映っていました。私以外の人間には誰にも見えていませんでしたが・・・
その選択のため、私は強くなれました。貴重な経験ができました。ピットフォールに落ちることなく・・・
局面というものは、それを「点」つまり断片的に切り取ってみただけでは、それが優勢であるのか劣勢であるのかを判断することはできません。しかし、多くの人は、その「点」だけで判断してしまう傾向があります。戦場での布陣、将棋の盤上・・・その局面に至るまでの過程や、指揮官や棋士の頭の中は、その「点」には表れません。
局面を傍観的にみている人が「これは負ける確率が高い」と言っても、それは「点」での判断でしかありません。当事者は、その局面に至るまでの過程で様々な選択肢を反芻し、常に切り札を切る機会を虎視眈々と伺っています。
「早指し」(2024.12.26)に書きましたが、昨日今日とひたすら数時間、「ABEMAトーナメント」で将棋の早指し動画をみました。周りのプロ棋士たちが「ヒョッー」「エッエッエッ?」「こうやってやるんですね、将棋って」と素の表情を見せながら繰り広げれる早指し、そして大逆転劇・・・この先数ヶ月の未来の自分を重ね合わせて脳裏に焼き付けるのです。
クリニックの看板、欅(ケヤキ)の一枚板も、3年弱でカビにだいぶ浸食されてしまいました。クリニックが生まれ変わるわけですから、看板も綺麗にしないといけないですね。さあ、明日から新年の診療開始です。