チームラボ:猪子寿之氏
- 2022.07.04
昨日、栗東市での山本奈つき先生の講演座長を終えてからの帰宅後、何気なしにテレビをつけてみた。
チームラボの猪子寿之氏が取材を受けている番組だった。猪子氏を始めて知ったのは10年以上前のことである。その時の目つきといい、話している内容といい、何てぶっ飛んだ人間が世の中にいるもんだともの凄い衝撃を受けたのを今でもはっきりと覚えている。
昨日の番組で猪子氏が話している内容も、今の自分でさえ半分理解できるかどうかというものであったが、「他人に評価されなくとも、自分にとって意味があるから続けられた」と繰り返し話されていた。仕事の中に自らの信条を持っている人間がどれだけいるであろうか?目を見れば、その人に信条が宿っているのかどうか瞬時に分かる。今まで、目つきがぶっ飛んでいると感じたのはこの人だけである。
また、「個人名」でなくさまざまな分野の専門家が集まった「チーム」で戦うということも話されていた。同列・平等を求める日本の教育に対する批判とともに、一見何ら関連もなく交わりそうもない個々を融合させることで、とんでもなく面白い「チーム=作品」ができるのではないか?
「他人に評価されなくとも」と言いながら、数年前に見た猪子氏と比べると柔和な表情をされており、笑っていることが増えたように感じた。きっと、「自分にとって意味があるもの」が他人に評価された証なのであろう。(主)