近い未来の姿が見えているか?
- 2022.10.08
本日、彦根の新聞に当院の広告が載った。当院のことを周知いただくための方策を、日々スタッフと考えている。まだまだ、私たちが救わなければならない患者さんがいる。今後、広告効果を検証し、それを基に新たなアイデアを出さなければならない。
3~5年後の近い将来のクリニックの姿がはっきり見えているのか?
昨日の朝礼でスタッフに問いかけた内容である。患者さんの数が増えることはもちろん大事なことである。一方で、患者さんの数が増えれば、一人一人の診察に割ける時間が減る。そうすれば、患者さんの話を聞く時間や関節エコーをする時間、足の診察(靴下の着脱にも時間がかかるのである)をある程度省略せざるを得ない状況が生じるかもしれない。上手く立ち振る舞うことによって手際良くと言えば聞こえは良いが、診察内容が「雑」となり、診療の質が下がる恐れがある。
また、当院では完全予約制を採用し、極力予約時間通りに診られるような体制を整えているが、患者さんの数が増えれば待ち時間が生じる。待ち時間が生じれば、患者さんをイライラさせてしまうことにもなりかねない。
診療の質を保ちながら、どのようにすれば多くの患者さんを診ることができるのか?クリニックの状況は刻々と変わるわけであるので、その変化をしっかり予測し、自らその変化に対応できなければ、患者さんは離れてしまうだろう。
決して惰性で仕事をするのではなく、スタッフ一人一人が強い当事者意識を持ち、常にこのような危機感を持ちながら、自らを高めていくことがクリニックの価値に繋がるわけである。(主)