損得勘定(その2)

  • 2024.07.03

 経営者にとって真に大事なことは、損得勘定ではない。損得勘定に支配されてしまうと、結局のところ自分のことしか考えられない人間になってしまう。

 経営者は、社会にとって価値のあるものを生み出さなければならない。

 経営者にとって大事なことは、「お金をどう貯めるか?」ではなく、「お金をどう使うか?」である。そして、それを「自分」のためにではなく、「社会」のためにどう使うかということである。

 「社会のためにお金をどう使うか?」・・・このお金の使い方が、経営者あるいは人としての器を形成するのではないかと思う。

 もちろん、この考え方に異論があってもいいと思うが、私の生き方に責任を持てるのは自分自身でしかないわけであり、これからも強い心を持って突き進んでいきたいと思う。

 開業というのは、他者が思い描くような華やかなものではない。しかし、導かれるように自らが成長する機会を与えられたことに感謝したいと思う。