「リンゲルマン効果」

  • 2024.08.27

 このタイトルにある「リンゲルマン効果」は、経営者がしばしば直面する大きな問題である。

 詳細は各々の読者が調べていただければと思うが、組織の中で「リンゲルマン効果」が発生している状況においては、責任以上の成果を生み出そうとする意識は生まれない。そして、この大きな問題は当事者のそういった意識がなく生じるというところにあり、それを気付かせようにも多大なエネルギーを要するのである。

 中間管理職がない組織においては、これを防止あるいは排除することは至難の業である。しかし、私が「孤独」に戻ることはない。なぜならば、最近のブログに書いた通り、私の決断の根拠は単純明快であるからである。

 「生き残る者」(2023.02.04)でも書いたが、組織の5年10年20年先の未来を見据えた時に、自らが変化できなければ生き残れない。人は変化を嫌がる。安定を求める。しかし、私は変化を厭わない。変化することをやめれば、それは衰退である。安定を求める者は、衰退しても気付かない。

 野村語録・・主よりスタッフへのメッセージ(2022.10.09)を読んでいただきたい。どのように感じるだろうか?私は変化を厭わないと書いたが、根底の考え方は何一つ変わっていない。

 強いチームづくりをすること。そのためにはスタッフ一人一人が一流でなければならない。これからも多くの患者さんに選ばれるクリニックになるためには、現状で満足して良いはずがない。

 リンゲルマン効果が蔓延るようであれば・・・・・私にも色々考えはある。