「建築家」

  • 2024.09.29

 ある人から「一回やってみて」と言われたので、性格診断をやってみました。その判定結果が今回のタイトル名です。今回はそこから引用したものを紹介します。

「独創的・戦略的にものごとを考える上に、どんなことについても計画がある人」

「理性的で頭の回転が早く、自分の思考能力、さらに偽善や欺瞞を不思議なほどにも簡単に見透かす」

「頭は常に動いていて、自分の周囲で起こっていること全部をひっきりなしに分析する」

「トップでいることは、孤独でもある…。このことをよく知っている」

「常に懐疑的な建築家は自分で色々なことを理解・発見することを好む」

「物事を改善させるためには、人から非難されたりすることもいとわない傾向があり、それどころか、そういうことが楽しいと感じる」

「仕事には極めてひたむきで、自分の見識・ロジック・意思力を全力で活用する」

「何か決断をする際に他の人の意見などを聞くことを通常好まない」

「意思と知力があればどんな難しい目標でも達成できると信じている一方で、人間性を概して冷たい目で見ている」

「建築家は人に自慢するために新しいことを学ぶのではなく、知識を増やすことが純粋に楽しいと感じる」

「真実と複雑さを大事にするので、多くの人が当然のようにすること(たとえば世間話や罪のない嘘など)も、建築家の目には無意味または“くだらないもの”として映る」

「人付き合いにもどかしさを感じるので、人付き合い自体をやめてしまおうかと考えることもある」

「建築家にとって人生は“巨大なチェスゲーム」

「運ではなく戦略を頼りにするタイプなので、それぞれの指し手の前にメリットとデメリットを熟考する」

「創意工夫と洞察力さえが十分あれば、どんな困難が途中に待ち受けていようともゲームに勝つ方法は見つけられると確信している」

 いかがでしたでしょうか?今までブログに書いてきた内容と重なることが多いと気づかれるでしょう。私自身もほぼその通りと納得するような内容でした。

 私は今までもブログに疾患や薬剤のことだけでなく、「人間性」という面について多くを記載してきました。むしろそちらの方が多数といってもよいかもしれません。内容によっては一見読者にネガティブな印象を与えるものもあります。では、そういったものをなぜ載せるのか?

 私は「表面的」なことを好みません。世間一般でいうところの優しさと私が考える優しさとは全く異なります。医師という立場で言えば、性格の優しさだけで患者さんを幸せにすることはできません。医師は職人である以上、「患者さんを治せるかどうか」それに尽きます。つまり、スキルのない医師というのは論外であり、だからこそ自らを磨き続けなければならないわけなのです。日々進歩する医療の世界であればなおさらです。しかし、これは医師の言葉の魔力を否定することを意味するわけでもありません。今までの技術や経験が大きな土台となった「言葉」というものは、「表面的」ではなく「本物」なのです。