明日10/1から2診体制です
- 2024.09.30
明日で開業してからちょうど2年半が経ちます。徐々にそして確実に患者さんの数は増加しております。一方で、患者数が増えるということは、ゆっくりじっくりと患者さんを診察することが難しくなることを意味します。つまり、診察にも効率が求められるということです。
広義の診療(ここではクリニック内での患者さんへのサービスすべてを指します。誤解のないように敢えて太字にしました)には医師でしかできない部分がある一方で、医師でなくてもできる部分があります。医師でなくともできる部分を、看護師や受付スタッフに振り分けることで医師の負担を軽減し、私は医師にしかできない部分に注力する。このようなシステムの構築が喫緊の課題です。
明日からは2診体制とします。これは医師が1人増えるということではありません。医師は従来通り私1人なのですが、2つの診察室をうまく活用し今までより効率的に外来を回していこうというものです。かつ、今まで私が行っていた説明の一部を看護師に任せようと思っています。しかし、医師は1人、エコーも1台しかないので、結局のところこれらが律速段階となる面は否めません。
2診体制の運用方法についても、この1週間スタッフと色々なアイデアを出して模索してきました。チャレンジしてみないと分からない、つまりやってみないと分からない部分は多々あるのですが、当初考えていた案は今すぐ解決できないリスクを抱えているので、現時点では見送りとしました。マイナーチェンジを重ねて、徐々に良いシステムが出来上がればと考えています。
患者さんの満足度を優先すれば、診療時間をしっかり確保する必要があります。しかし、その結果診療可能な患者数は減ります。このチャレンジは、患者さんからすると満足度の下がる結果になるかもしれません。しかし、最終的な目標である「関節リウマチ患者数1000名」ということを考えても(私以外誰も本気で考えていないかもしれませんが、それについて私は頓着しません)、手を付けなければいけないことです。
クリニックは今、色々な意味で過渡期にあります。診療体制、組織体制、個々の意識・・・私はこれらを変えることで強い組織にしたいと考えています。