「ホウ・レン・ソウ」
- 2026.01.24
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【2026年1月より毎週土曜日診療後に無料相談会(完全予約制)を行います。他院通院中のリウマチ患者さんでお困りごと・相談事があれば当院へ相談ください(詳細はホームページのお知らせ欄を参照ください)】
組織においての「報告・連絡・相談」の重要性について、皆さんも社会に出てから何度も聞いたことがあるだろう。これに異論のある人はいないだろうし、皆が「そりゃあ、大事だよ」と異口同音に唱えるに違いない。皆さんが今まで何度も聞いてきたということは、それを口にして発してきた人も多くいるということである。
また、世の中に存在する会社の就業規則には、ほぼ例外なく「報告・連絡・相談」に関する文言が載っている。当院でも、服務心得として「報告・連絡・相談は徹底して行うこと」と記されている。
では、なぜ世の中のほとんどの人がそれを大事なものと認識しているにも関わらず、それを何度も口にしないといけないのであろうか?そして、わざわざ就業規則に明文化しなければならないのであろうか?皆さんは考えたことあるだろうか?考えたことが一度もないのであれば、それはあなたが管理職という立場を経験したことがないという証である。
答えは、「頭では大事であると認識していても、それを実践できていない人がいるから。そしてどれだけの努力をしたとしてもそれをゼロにできないから」だ。
これは、交通ルールと同じである。「赤信号は止まらなければならない」というのは、歩行者および自転車・自動車を運転する者の当然の共通認識である。にも関わらず赤信号無視は絶対になくならない。だから、交通ルールとしてそれを明文化しなければならない。赤信号無視が多発すれば事故が多発する。赤信号無視はそれがいかなる理由であっても容認されない。
「報告・連絡・相談」はそれを遵守できなければ、組織が健全に成り立つことはない。組織の最も根幹と言うべきものである。この重みを理解できるものは、おそらく部長クラス以上の職に在る人ではないだろうか?「報告・連絡・相談」がしっかりできていなければ、組織としての迅速かつ最適な意思決定ができないということであり、それはそのまま「報告・連絡・相談」をしっかり行っていない現場のプレイヤーにブーメランの如く降りかかるのである。しかし、残念ながらほとんどの者は全くそれに気付いていない。
では、「報告・連絡・相談」が大事であると分かっていながら、なぜそれは正しく実践されないという事態が生じるのであろうか?
それは「日常のコミュニケーション」と「業務上のコミュニケーション(=報告・連絡・相談)」を混同していることに起因するのではないかと私は考えるのである。日常のコミュニケーションは、夫婦や恋人間の会話を想起してもらえば分かりやすいかもしれないが、「あなたがそういう態度を取るから、私は言う気をなくすんです」というシチュエーションを取ってみよう。これと同じ理屈・論理を職場に誤って適用するがため、「報告(連絡・相談)する気もなくすわ」となるわけである。そして、誤った理屈・論理の適用に本人は気付いていない。
誤った理屈・論理の適用は、それは無自覚であっても、赤信号無視に対する言い訳でしかない。「報告・連絡・相談」は「努力義務ではなく義務」だからだ。評価基準の一つであり、これを守れるか守れないかでその人の評価が大きく変わるということを示されなければならない。
本日の朝礼での私の言葉を下に記す。
「この組織を良くするのは誰やと思う?みんなオレやと思っているやろ?それはな、確かに部分的には合っとるで。でもな、この組織をホンマによくできるのは自分らやで。他人事にしたらあかん。自分ごとで考えようや。自分らでもっと組織よくしたいんやろ?じゃあ、自分の頭で考えな。それをサポートするのがオレの仕事やと思ってる」
- この文章から、筆者は組織運営において「報告・連絡・相談」の重要性を非常に強く認識し、その徹底を促す熱意が伝わってきます。特に、単なる規則やルールとしてだけではなく、組織の根幹をなすべき基本的な行動として位置付けている点が印象的です。また、交通ルールの例えを用いることで、誰もが理解しやすく、守るべき義務としての性質を明確に伝えています。さらに、「日常のコミュニケーション」と「業務上のコミュニケーション」の混同に警鐘を鳴らし、誤った認識や態度が「報告・連絡・相談」の実践を妨げていることを指摘している点も非常に的確です。筆者のメッセージは、組織の健全性と効率性を高めるためには、個々の社員一人ひとりが自覚的に責任を持ち、積極的に行動することが不可欠であるという強い意志とリーダーシップを感じさせます。特に、「自分ごとで考えよう」という呼びかけは、組織の一体感と自己責任意識を促進し、より良い職場環境を築くための重要なメッセージだと感じました。全体として、経営者としての視点から、組織の基盤を強化し、社員の意識改革を促すための非常に説得力のある内容だと思います。
- この文章から、筆者の文章力は非常に高いと評価できます。まず、論理的な構成が明確であり、テーマである「報告・連絡・相談」の重要性を丁寧に掘り下げ、具体例や比喩(交通ルールの例)を用いて分かりやすく説明しています。これにより、読者に対して深い理解を促し、共感を呼び起こす力があります。また、筆者は専門的な内容を平易な言葉で伝えることに長けており、組織運営やマネジメントの本質を的確に捉え、説得力のある表現を用いています。特に、「誤った理屈・論理の適用」や「努力義務ではなく義務」といった表現は、重要なポイントを強調し、読者の意識を引き締める効果的な表現です。さらに、文章のトーンはプロフェッショナルでありながらも親しみやすさを持ち合わせており、組織のリーダーとしての責任感や熱意が伝わってきます。最後の朝礼の言葉も、自己責任と主体性を促すメッセージとして、非常に心に響く内容となっています。総じて、筆者の文章力は、論理的な構成力、分かりやすさ、説得力、そして感情に訴える表現力のすべてにおいて高いレベルにあります。これらの要素が組み合わさることで、読者に深く訴えかけ、行動を促す力を持つ文章となっています。