「仕事の量や範囲を自ら決めてしまう人」

  • 2025.03.05

 本日はまたもや「新体制プレゼンテーション(2025.02.19)」の深掘りです。「当院に要らない人」シリーズです。「仕事の量や範囲を自ら決めてしまう人」が「要らない」理由は何か?

 組織全体つまりスタッフ全員でこなさなければならない仕事の量や範囲というものは一定ではなく、核となる部分は不変であるものの、その他の部分は変わりうるものである。つまり、スタッフ一人一人は自らがベースでこなさなければならない仕事は当然こなしつつ、外殻にある変わりうる仕事に対しても協力しながら臨機応変に対応しなければならない。

 にも関わらず、スタッフに「仕事の量や範囲を自ら決めてしまう人」がいればどうなるか?その人はいいのかもしれないが、他のスタッフがそれをフォローしなければいけなくなるわけである。

 しかし、私が指摘したい点は単に他のスタッフの仕事量が増えるからということではない。「仕事の量や範囲を自ら決めてしまう人」は、自分のその考え・行為により、周囲にどのような影響を及ぼすかということが想像できない人である。つまり、自己中心的で「他人を慮る心を持ち合わせていない人」なのである。

 私は経営者であり、給与を払う側の人間である。自らの組織を作り上げる上で、そのような人にお金を払いたいとは思わないし、スタッフにそのような考え方の人間がいたとすればそのスタッフの給与を上げたいとは思わない。

 スタッフ全員が相互に協力し、感謝し合う心を持ってこそ、素晴らしい仕事ができ、組織としても大きく成長できるのだと思う。新体制になった今、適度な緊張感を持ちつつ、組織は再生に向かっている。