自己評価ってなんぞや?

  • 2025.03.15

 「自己評価」という言葉があります。しかし、私は「自己評価」という言葉はそもそも存在しないのではないかと考えています。「評価」というものは、他人によってのみなされるものであり、自分が行うものではないからです。価値があるかどうかは他人が判断することです。他人はあなたの商品なり作品なりの仕事に価値があると判断すればお金を払うでしょうし、あなた自身が価値のあるものだと思っていても、他人が価値はないと判断すればお金は払われないでしょう。

 「自分はこんなに頑張っているのに、全然給料上がらへん」というぼやきは、居酒屋のあちこちで飛び交う代表的なものの一つですが、雇用者の立場からすれば、その理由は、給料を上げられない事情がある(営業利益が上がらないなど)か、その人に給料を上げるだけの価値がないかのどちらかです。

 そう考えると、このようなぼやきをする人が取るべき行動は一つしかありません。自己評価という甘ったれた考えは一切捨て(評価基準に自己評価を採用している会社があるようですがうまくいくとは思えません)、自ら価値のある仕事を生み出せるよう頭を使って工夫し、そして努力し、会社の利益が上がるよう頑張るしかないのです。自分が変わらずとも給料が上がるような仕事なんてありません。そうすれば、会社があなたを見る目も変わることでしょう。

 他人や社会に認められる仕事ができてこそ、お金をいただくことができるのであって、毎日何となく生きている人間にお金を払ってくれる人はいませんし、そのような甘い社会ではありません。

 なお、本文の内容が「人間的価値」というものを論じているわけではないことは自明のことです。