「真」の「剣」
- 2025.09.02
このブログの中で、私は仕事のモチベーションについて何度も述べてきた。モチベーションは自分の心の中、内面にしかない。
したがって、日常から「モチベーションが上がる」とか「モチベーションが下がる」とかいう言葉をよく口にする人は、モチベーションの意味の捉え方を間違っている。その人の捉え方は「内面」でなく「外面」であるからである。「内面」にあれば外的要因に左右されることなどない。その人にとっての仕事は、おそらく良く言っても「責任感止まり」であり「使命感」には至っていない。
何のために仕事をしているのか?使命感を持って仕事をするとはどういうことか?自分を例にとってみれば、4時30分に起床しすぐに簿記の勉強を始める。脳をすぐにONの状態に持っていくためである。6時には出勤し、約1時間30分かけてその週のカルテ予習をする。勤務日は12時間連続勤務でありもちろん休憩時間の設定はない。帰宅後も様々な仕事をこなし、週1回他院での当直業務を行う。今週は湖北医師会の休日診療業務もあたっている。
では、この生活が苦痛かと言われると全く苦痛ではない。仕事に合わせて自らが精神的肉体的に強くなればいいのである。常に思考をポジティブに変換する技術も身に付けた。使命感とはそういうものである。労働基準法などの法律で守られるようなものではない。そもそも経営者に労働基準法は適用されない。当たり前のように頑張ったヤツだけが勝ち残る。そして何よりも、自らの目標を成し遂げることができる。ライフワークバランスなどという言葉とは異次元の生き方なので、おそらくほとんどの人には興味がないことだろうが・・・
人は言い訳をしながら生きている。自らを慰めながら生きている。日常にゴロゴロとチャンスが転がっているにも関わらず、それを感じ取れない自分を責めることもなく、掴み切れない自分を責めることもなく、他人のせいにそして社会のせいにして生きている。ゴチャゴチャ言ってないでやれよ!と思う。
他人の生き方を変えることはできないが、物事の解釈一つで自らの生き方を変えることはできる。自らの人生を変えたいのなら、自ら舵を切ることだ。他人はあなたの人生を変えようなんて思っていないし、仮にどんだけあなたのことを思って他人が忠告・アドバイスしてくれたところであなたの人生の船長はあなた自身でしかない。患者・医師関係も同じだ。
何のために仕事するのか?何のために生きるのか?私はその質問に即答できるが、すぐ答えられなくても別にいい。理由なんて後付けなのだ。それよりも重要なことは目の前のことを徹底的に一所懸命にやる、そしてやり切ること。それに尽きる。小事を大事にできない者に大事を成し遂げることなどできない。
真剣に生きるということは、「剣」を振り回して生きることだ。「真」の「剣」で邪悪を断ち切って生きるのだ!!