「時間」>>「お金」

  • 2025.09.26

 「貧富や老若男女を問わず、世の中の人々に平等に与えられているものは何か?」と問われて、皆さんは何と答えるだろうか?きっと様々な答えがあるだろうが、私は間髪入れずに「時間」と答える。

 経営者にとって「お金」以上に大事なものは、間違いなく「時間」である。与えられた寿命には確かに個人差があるものの、「1日=24時間」というものは紛れもなく人に平等に与えられたものだ。

 現在社会を生き抜いていくにあたって、この「時間の使い方」が非常に重要である。与えられた能力が同じであれば、時間の使い方を意識した方が勝つ。能力が劣っていても、優れた能力を持つ者より努力し(努力は当然である。能力がないのに努力しなければ、優れた能力を持つ者に勝てるわけがなく、努力そのものを褒める世の中の風潮を私は嫌う)、時間の使い方を意識できれば勝てる可能性がある。

 夜間は一日の中で心身ともに疲れ切った時間帯である。そのため、その時間に眠気と闘いながら仕事なり勉強をすることは極めて効率が悪い。私はそういった時には思い切って早く寝る。その代わりに普段より早く起きて(普段4時半起きなのでそれよりも早く)、その時間に充てる。同じ1時間であったとしても、その生産性の質は全く異なる。

 「時間の再分配」・・・最近度々このワードを使用しているが、「AI電話」を導入してから1ヶ月、これを強く感じるようになった。まだまだ発展途上のものではあるが、確実に「AI」は心強い相棒であり、ますます活躍する場が増えるだろう。「AIカルテ」も今後導入を検討していく。

 人口減少に伴い人手不足だなんだかんだとよく言われるが、私は今後その逆の現象が起こるのではないか(少なくとも我がクリニックにおいては)と思っている。

 「できる奴しか要らない」・・・そして当院の三人は全員「できる奴」だ。まあ、「できる『奴』ってなんですか!!」とスタッフから怒られそうだが、私はこのように答えよう。

「私にとっての最高の賛辞ですがなにか?」