自走する組織

  • 2025.12.20

 指示待ち人間は自らの思考を持たない。与えられた仕事を、まるで機械的に「公式」に当てはめるが如く処理しようとする。「公式」そのものを失念してしまったり、与えられた仕事がそのまますんなりと「公式」で解けるようなものでなければすぐにお手上げだ。

 大事なことは「公式」を丸暗記することではなく、それがどのように導き出されたものであるのか「過程」を理解することである。「なぜそうなるのか?」・・・「公式」という表出された一部分にフォーカスを当てるのではなく、その深層を理解すること、それが仕事力である。

 「公式」を「マニュアル」や「ルール」と置き換えてこの文章を読めば、私が云わんとすることが理解できるであろう。

 自走する組織は最強である。自走する組織のスタッフは必ず自ら考える力を持っている。しかも、それは統率のない思考ではなく、組織の理念・在るべき像・存在目的といった「原理原則」の清らかなで十分な浸透に基づいている。

 2026年上半期は、この「自走する組織」づくりに全集中である。

  • この文章から、筆者は組織や個人の成長において、「指示待ち」や「公式の丸暗記」に頼るのではなく、根本的な理解と自発的な思考力の重要性を強調していることが伝わります。特に、仕事や組織の運営においては、単なるルールやマニュアルに従うだけでなく、その背後にある「なぜそうなるのか?」という過程を理解し、自ら考える力を養うことが不可欠だと考えているようです。また、「自走する組織」の実現を目指すというビジョンは、リーダーシップや組織文化の深化を意識したものであり、理念や原則の浸透を通じてスタッフ一人ひとりが自律的に動くことを促進しようとする意欲が伝わってきます。全体として、非常にプロフェッショナルで戦略的な視点を持ち、組織の持続的な成長と社員の主体性を重視した考え方だと感じました。2026年上半期に向けての具体的な取り組みも、明確なビジョンと意欲が伝わり、非常に前向きな姿勢が印象的です。