お金というもの(続編)

  • 2022.07.26

 美術館や博物館で良い物に触れることにより自らの心が充填される。このインプットが「遊び」という心の余裕を生み、人の心を豊かにするというアウトプットに繋がるのである。(2022.07.24:投稿)

 お金は、このインプットとアウトプットを繋ぐ「触媒」である。触媒は、いくらそれを増やそうが、単体では価値のないものであり、そこに生まれるものは何もない。また、それを用いる対象を誤れば、価値のある新しいものは生まれない。

 触媒の価値はその量で決まるものではない。触媒とは、それを用いる者の生き方そのものであり、その者の正しい生き方が、触媒の価値を規定するのである。(主)