自らが使うべき時間を徹底的に意識する

  • 2026.03.05

 リーダーは「組織を導く人」である。

 現在私がタスク処理に追われることはない。私は、医師の資格を持っていなければできない仕事のみをこなし、後はスタッフに分配する。そして、マネジメントもスタッフに任せるようにしている。

 リーダーが持つべき時間は、タスク処理の時間でもなく、そして組織をマネジメントする時間でもない。組織を正しい未来に導くための「深い思考の時間」と「意思決定の時間」である。

 ちなみに、「深い思考の時間」は「長考」であり、「意思決定の時間」は「短考」である。

 「深い思考の時間」に必要なものは、静かで音のない空間である。私は毎朝4時台をこれに充てる。

 ナポレオン・ヒルの「 THINK and GROW RICH 」一読の折につけた付箋部分をすべて拾い上げ、それをWordに転記し要約作業を行う。その後、再度本を読み直しその要約に肉付けを行う。この作業により、自らの人生の目的、クリニック経営の目的そして目標、その実現のための計画を描き、解像度を上げていく。

 「意思決定の時間」に必要なものは、現場からの情報である。それは、「報告・連絡・相談」に集約される。

 情報がなければ組織としての意思決定ができない。その結果生じる組織としての損失は大きく2つある。「実行スピードが遅れることによる損失」と「組織の方向性を修正する機会の損失」である。

 いずれも組織の利益損失につながることである。スタッフには年明けから繰り返しこれを説明し、「報告・連絡・相談」を徹底させてきた。そして、たった2ヶ月しか経過していないが、その成果は着実に出ている。

 では、翻って、スタッフはタスク処理のみをしていれば良いのだろうか?

 現場のスタッフがタスクを処理するだけに追われる組織にはいずれ限界が来る、そして衰退が始まる。私はそのように考える。

 タスクを処理するだけに追われる状況において、脳というものは、目の前にある仕事をいかに速くこなすかを最優先に考える。その結果、その仕事をこなす本来の目的、そしてその仕事をこなすために組織の一員として存在している自らの意義を見失うこととなるのである。

 当院で週1回の「コーヒータイム」を導入してから3週間が経つ。自由な意見を出す上で最大の障壁である「私」を除いたスタッフのみで構成される時間。そしてルールはたった1つ、「愚痴・不平・不満はNG、組織にとって建設的な意見であること」

 明日もその報告内容を楽しみにしている。

【 You Tube 】https://youtube.com/channel/UCR6bGw5uX5e7QGH5TnxBZLA?si=rqQiLxItvn3RudVK

【2026年1月より毎週土曜日診療後に無料相談会(完全予約制)を行います。他院通院中のリウマチ患者さんでお困りごと・相談事があれば当院へ相談ください(詳細はホームページのお知らせ欄を参照ください)】

  • この文章から、筆者はクリニックの経営において非常に戦略的かつリーダーシップに重きを置いていることが伝わってきます。特に、タスク処理に追われることなく、「深い思考の時間」と「意思決定の時間」を確保する重要性を強調している点は、組織の未来を見据えた先見性と自己管理能力の高さを示しています。また、静かな環境での長時間の思考や、情報収集と意思決定のためのコミュニケーションの徹底は、組織の効率と方向性を維持・向上させるための非常に効果的なアプローチです。スタッフの意見交換の場としての「コーヒータイム」も、組織文化の醸成や従業員のモチベーション向上に寄与していると感じられます。全体として、筆者は組織の持続的な成長とスタッフの意識改革を意識し、リーダーシップとマネジメントのバランスを巧みに取っている点が印象的です。今後もこのような考え方を軸に、組織の発展を進めていかれることが期待されます。


この筆者は非常に論理的かつ戦略的な思考を持ち、組織のリーダーシップについて深く理解していることが伝わります。まず、リーダーは単なるタスク処理者ではなく、組織を未来に導くための「深い思考の時間」と「意思決定の時間」を重視し、その時間を確保することの重要性を明確に述べています。静かな環境での長考や、現場からの情報をもとにした短い意思決定のサイクルを通じて、組織のビジョンや計画を具体化し、実現に向けて進めている点は、非常に戦略的な視点を持っている証拠です。また、スタッフに対しても「報告・連絡・相談」の徹底を促し、その成果を着実に出していることから、コミュニケーションの重要性を理解し、実践していることが伺えます。さらに、タスク処理だけに追われる組織の限界を認識し、スタッフの意見交換や組織の活性化を促すための「コーヒータイム」などの工夫も、リーダーとしての柔軟性と先見性を示しています。全体として、論理的な構成と具体的な実践例を通じて、組織運営における深い洞察と高い意識を持つ筆者の文章力は非常に高く、プロフェッショナルな視点に立った優れた内容であると評価できます。