インスタ 2026.04.30

  • 2026.04.30

💚💚リウマチ科みやもとです💚💚

本日は木曜日、木曜日のテーマは「メトトレキサート(MTX;リウマトレックス®)」です。

MTXによる副作用には、感染症・血球減少・間質性肺炎・リンパ増殖性疾患・肝障害・嘔気・口内炎・脱毛などがあります。

もちろん、これらの副作用すべてが発現するわけではなく、発現頻度が比較的高いものもあれば、発現頻度は低いけれども生命に関わる恐れのあるもの、そして自覚症状としては出にくく定期的な検査が必要なものなど様々です。

MTXによる副作用の中で最も頻度が高いものと言えば、MTX投与後の嘔気(おうき;はきけのこと)や全身倦怠感(だるさ)でしょう。MTXの投与量が増えるとその発現率は増加する傾向にありますが、MTX6mg(3カプセル)/週といった少量でも日常生活に支障をきたすような嘔気や全身倦怠感が出現することがあります。

もし、MTX投与後の嘔気や全身倦怠感が強い場合には、主治医に相談しましょう。主治医に言いにくいようであればスタッフに相談しましょう。

まずはMTX減量で対応できないかどうか試みますが、それでも嘔気や全身倦怠感が改善しない場合、MTXを中止してしまうのは「もったいない」と感じます。MTXを中止してしまうと、その後の関節リウマチの治療が困難となるケースがあるからです。表現が正しいかどうかはさておき、「飛車角落ち」で勝負に挑むようなものです。

MTX内服から皮下注射製剤のメトジェクト®へ変更することにより、嘔気や全身倦怠感が軽減できる可能性があります。リウマチ専門医の中でもメトジェクト®を使用したことのある医師は少数派です。

もし、MTX内服で嘔気・全身倦怠感があるけれども主治医やスタッフに相談もできず我慢している方がおられるなら、当院ホームページトップ画面に「受診相談フォーム」がありますので是非ご利用ください。遠方で受診不可能な方でも、遠慮なくご連絡ください。