松下幸之助と稲盛和夫氏

  • 2022.08.30

 時代は異なれど、共に経営の神様と呼ばれたお二人である。私は15年前の30歳の時、松下幸之助の書を読み漁った。ここにお二人の名言を紹介する。(主)

 【松下幸之助】

無理に売るな。客の好むものも売るな。客のためになるものを売れ。

「それは私の責任です」ということが言い切れてこそ、責任者たりうる。

力強さは使命感を持つところから生まれる。

人を使うには、ほめて使う、叱って使う、批判して使うなどいろいろあるが、ほめて使う人が概して成功している。

誠意や真心から出たことばや行動は、それ自体が尊く、相手の心を打つものです。

人の長所が多く目につく人は、幸せである。

経営者にとって大事なことは、何と言っても人柄やな。結局これに尽きるといってもかまわんほどや。まず、暖かい心というか、思いやりの心を持っておるかどうかということやね。

誰でもそうやけど、反省する人は、きっと成功するな。本当に正しく反省する。そうすると次に何をすべきか、何をしたらいかんかということがきちんとわかるからな。それで成長していくわけや、人間として。

謙虚さを失った確信は、これはもう確信とはいえず、慢心になってしまいます。

こけたら、立ちなはれ。

【稲盛和夫氏】

瞬間、瞬間を完全燃焼すること。その点の連続が未来につながる。

平凡なことを完璧にやり続けることで胆力がつく。

安易に近道を選ばず、一歩一歩、一日一日を懸命、真剣、地道に積み重ねていく。夢を現実に変え、思いを成就させるのは、そういう非凡なる凡人なのです。

経営とは、人として正しい生き方を貫くことだ。

リーダーの行為、態度、姿勢は、それが善であれ悪であれ、本人一人にとどまらず、集団全体の野火のように拡散する。集団、それはリーダーの人間性を映す鏡なのです。

リーダーは、常に謙虚でなければならない。謙虚なリーダーだけが、協調性ある集団を築き、その集団を調和のとれた永続する成功に導くことができる。

日本の明治維新でも、またどんな革命でもそうですが、情熱だけが新しい時代を開くことが出来るのです。

利益を追うのではない、利益は後からついてくる。

どうしてもこうでなければならない、こうしたいという、強い意志が経営者には必要なのである。

神が手を差し伸べたくなるぐらいまでがんばれ。

どんな分野でも成功する人は、自分のやっていることに無上の喜びを感じ、惚れ込んでいる人だけです。自分の仕事に惚れなければ、絶対に成功しません。素晴らしい仕事などできるわけがないのです。