鮒ずしと共に
- 2024.06.08
滋賀県は海なし県ですが、有人島があるのをご存じでしょうか?
琵琶湖には「沖島」という島があります。今から約35年前のことになりますが、私が堅田小学校在籍の時に、社会科の授業で沖島を訪れ、沖島小学校の生徒と交流を持った記憶があります。
今回は、沖島在住の方からいただいた自家製の鮒ずしを日本酒と合わせてみました。発酵食品の場合、乳酸を強く感じられる生酛・山廃系の日本酒が極めて相性の良い選択になります。
菊姫は非常に有名な銘柄であり、ご存じの方も多いと思います。その中でもこの原酒は、割水をしていないため、19%とアルコール度数は高く(日本酒は通常15度が多いです)なっています。
月桂樹の葉・香木・ゴボウ・朝鮮人参・マッシュルーム・炊いた米・ヨーグルト・発酵バター・醤油などの香りが複雑に絡み合うと同時に、熟成によるまろやかさ、醸造アルコール添加(いわゆる「アル添」)による軽快さがあり、かつアルコール度数の高さに伴う力強さも兼ね備えています。
相性ってすごく大事ですよね。小さな組織ながらトップの位置にある以上、スタッフの能力を最大限引き出せるような受け皿のある人間でありたいと常々思います。しかし、私も一人の人間である以上、なかなか難しい面はありますが・・・