関節エコー研究会 2日目

  • 2024.11.24

 2日目の本日は8:30から開始で、前半はエコー機器の進歩がテーマでした。

 当院では「Canon Aplio 300」を採用しておりますが、キヤノンメディカルシステムズ株式会社からの講演がありました。

 現在最新バージョンは「Aplio i 900」で、一番観察したい部位に手動でフォーカスを調整する必要がなく全画面フォーカスが自動で調整される機能や、プローブも24MHzといった高周波プローブ(当院は残念ながら12MHzプローブのみ)により表在の画質がよりクリアになっております。

 また、血流もパワードプラ(PD)ではなく、低流速の血流をより高度に可視化した「SMI」、2Dではなく「3D」化や、取り込んだMRI画像との「fusion」(事前にMRI画像をエコー機器に取り込んで、MRI画面とエコー画面とを同期させて、2画面で確認しながら観察)など、機器の進歩の著しさに昨日同様「焦燥感」と「恐怖心」を抱きました。

 その心は・・・「機器もしっかりバージョンアップしないと提供するサービスの質が落ちる」

 しかし、病院と違ってクリニックにそんな予備能はない・・・色々な悩みは尽きるどころか増えるばかりです。

 さて、今日の午後からは1週間後の浜松での学会発表に向けてスライド準備です。