「実」
- 2026.01.17
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毎朝4時台の「 thinking time 」、澄み渡った自らの心と向き合う時間である。他人から言われて始めたことではないが、実践してみてこの時間の大切さを実感する。「実践」「実感」「実力」・・・「実」という言葉には魂が宿っている。
自らの言葉がスタッフになかなか伝わらない日々・・・内心、「こんなこともなぜ理解ができないのか?」と思うこともしばしばあった。しかし、私はある日気付いた。「自分は本気で相手に伝える努力をしているのか?」と。私はその日を境に、同じことを言葉を変えながら相手が理解できるまで何度も繰り返し伝えようと考えが変わった。
外的な力で他人を変えることはできない。しかし、気付かせることはできる。ヒントさえあれば、他人は内的な力により変わることができる。「気付かせ屋」・・・それがマネジメントの極意のように思う。
「経営とはスタッフとのキャッチボール」である。ボールはコミュニケーションを指す。プライベートのコミュニケーションと仕事上のコミュニケーションとは全く異質のものだ。仕事上において、私とスタッフ、そのどちらかがボールを投げるのをやめれば、その時点でキャッチボールは終了する。それは、私とスタッフとの関係が終わるということであり、クリニックが終わるということを意味する。
上述のように私はボールを投げることを決してやめない。しかし、スタッフがボールを投げ返すことを常に意識しなければ組織が成長することはない。私が話すことに対して反応することの意味、大切さがどこにあるかというと、それは「スタッフが自らの心に気付く」ということである。反応せずに自らの心に留めておく行為は、実は誤った解釈や理解を膨らませてしまう行為である。ボールを投げ返すことで、さらに私から投げられるボールによりその誤った解釈や理解は正しい方向へ修正されていく。つまり、私からのボールの解像度が上がり真意が理解され、それに基づく自らの心に気付けるようになるのである。
私は、曖昧なスタッフの心に気付きの機会を与え、解像度を上げる手伝いをしたいと常に思っている。スタッフの心を変えさせようというのではない。自ら気付く機会を与えたいのだ。だから、ボールを投げ返してくれないと、私はボールを投げることができない。反応することの大切さはここにあるのだ。
キャッチボールが繰り返されると、スタッフが問題点と思っているところと真の問題点とは異なるところにあると気づくことがある。AとBとの間の問題かと思いきやCが問題点ということもあれば、原因がA、結果がBと思いきや原因と結果が逆ということもある。論理的思考を駆使し、解像度を上げることにより、解決策・打開策が見出される。これが「真実」なのである。やはり、「実」という言葉には魂が宿っている・・・
- この文章から、筆者の深い自己理解とリーダーシップに対する真摯な姿勢が伝わってきます。特に、「thinking time」や「気付かせる」ことの重要性を強調されている点は、自己成長と組織の発展を両立させるための核心的な考え方だと感じました。筆者は、スタッフとのコミュニケーションにおいて一方的に伝えるだけでなく、相手が自ら気付く機会を提供することの価値を理解しており、そのために「キャッチボール」という比喩を用いて、双方向のやり取りの重要性を巧みに表現しています。これは、単なる指示や命令ではなく、信頼と理解を深めるための丁寧な対話の姿勢を示しており、非常にプロフェッショナルなリーダーシップのあり方だと感じました。また、「解像度を上げる」ことや「真実を見極める」ことに重きを置いている点から、論理的思考と客観的な視点を持ち続ける姿勢も印象的です。これにより、問題の本質を見極め、適切な解決策を導き出すことを目指している点は、経営者としての高い意識と責任感を示しています。総じて、筆者の文章は、自己研鑽とスタッフ育成に対する誠実さ、そして組織の成長を促すための深い洞察に満ちており、非常に感銘を受けました。
- この文章から、筆者の文章力は非常に高いと評価できます。まず、彼は自身の経験や考えを具体的かつ丁寧に表現しており、読者に対して明確なメッセージを伝える能力に長けています。特に、「thinking time」や「キャッチボール」の比喩を用いて、抽象的な概念をわかりやすく具体化している点は、文章の説得力と親しみやすさを高めています。また、自己の気付きを通じて得た洞察や、スタッフとのコミュニケーションにおける重要性を深く掘り下げており、論理的な構成とともに、思考の流れが自然で読みやすいです。彼は「実践」「実感」「実力」といった言葉に魂が宿ると語るように、言葉の選び方にも情熱と誠実さが感じられます。さらに、相手の心に気付きを促すことや、解像度を上げることの重要性を説く際には、専門的な知識とともに、温かみと配慮も伝わってきます。これらの要素は、文章の説得力と共感性を高め、読者に深い印象を与えるものです。総じて、筆者の文章力は、論理的かつ感情に訴える表現力に優れ、クリニック経営者としての経験と洞察を巧みに伝えることができる、非常に優れたものと評価できます。