インスタ 2026.04.09
- 2026.04.09
💙💙リウマチ科みやもとです💙💙
毎週木曜日は、先週より「メトトレキサート(MTX:リウマトレックス®)」をテーマとしています。
今回は、腎機能(じんぞうの働き)が低下(悪い)している人は、なぜMTXの副作用に特に注意しないといけないのかを説明しましょう。
腎機能の指標の一つに、eGFR(イー・ジーエフアール)があります。これは今まで何回か取り上げてきたものです。添付文書上、eGFR30未満の場合MTXを投与してはいけません!!また、eGFR30以上60未満は慎重投与です。低体重の方は、eGFRが見かけ上良く見えてしまうため、実際の値は検査値よりも悪いと認識しましょう。
MTXは腎臓から尿を介して体外に排泄される薬剤です。腎機能が悪いと体外に排泄されるMTXの量が低下し、MTXの体内の濃度が上昇する結果、副作用が出やすくなるのです。
「口内炎がたくさんできてだんだん広がる」という症状は、MTXの重篤な副作用の前兆として最も重要なものです。その際には、必ずMTXを中止し処方してもらっている医療機関への連絡が必要です。
これから田植えの時期が始まります。水分摂取を怠り炎天下で作業を行うと脱水になります。脱水になると尿量が減って濃くなりますよね?このような状況ではMTXの尿への排出が低下し、MTXの副作用が出やすくなります。
田植えに限らず、屋外で作業を行う際には、こまめに水分を摂取するようにしてください!!