『関節エコー』をご希望の方は、他院通院中であってもお気軽に当院へ相談ください。
- 2023.11.12
当院に初診で来られる方の中には、関節リウマチで他院通院中の方も多くおられます。
その理由は様々で、主治医を変えようと一大決心をして来院される方もおられますし、『痛みがまだ少し残っているから、1回他の先生の意見も聞いてみようかな?』という比較的軽めの気持ちの方もおられます。また、中には『関節エコーをしてもらったことがないので、1回エコーを当ててほしい』というピンポイントのニーズの方もおられます。
他院通院中の方は、『今診てもらっている先生に悪いから、他の先生に受診するのは何となく気が引ける』という思いを抱いている方が多いのではないかと思います。
一方で、私自身の考えは少し異なりまして、『リウマチ患者さんを診る医師は一人でなくてもいい』と思っています。当院には県外から来てくださる方もおられますが、普段のリウマチ診療は地元の病院で受けて、2~3ヶ月に1回当院で関節エコーをして本当に関節の炎症が治まっているのかチェックするといった診療スタンスを取っている方もおられます。要は、私が主治医の先生の『バックアップ機能』を担っているということです。
関節エコーはすべてのリウマチ医が施行できる検査ではありません。その技術の習得には一定の時間が必要です。私も本格的に関節エコーを始めてから約4年経過しますが、教えてくれる人は誰もいないので色んな本を買って読みあさり、研究会や講演会を積極的に受講することでここまでやってきました。医師には得手不得手があるわけですので、現在診てくれている先生の診療を尊重しつつ、私がそれを補完できたら患者さんの診療の質がアップすると思っています。
翻って、私は内科医ですので関節穿刺ができません。関節液が大量に溜まった場合には、近隣の整形外科の先生方にお願いする必要があります。
医師は決してスーパーマンではありませんので、一人で全てを診ることは不可能です。私は主治医としての立場だけでなく、『バックアップ医』としても皆さんのお力になれればと考えています。何かお困りごとがございましたら、是非いつでもお気軽に当院にご相談ください。