今年1年を振り返って
- 2025.12.06
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当院の今年1年を振り返ってみた。看護師の受付業務兼務、AI電話の導入、試行錯誤の末による変幻自在なスタッフフォーメーションの確立により、通常のスタッフ3名体制から有給休暇などによりそれが2名体制となったとしても、体制が大きく崩れることなく1日50名の患者さんを診ることができるようになった。
私は、滋賀県の医療機関では初めてという決断を今年だけでも3つ行っている。その1つがAI電話の導入である。スタッフ3名の少数精鋭で戦い抜く上で、電話対応に1名取られてしまう状況をつくることは組織として致命的である。AI電話導入により電話内容をトリアージし、優先順位の高いものは早めに折り返しの電話をする、予約変更などの優先順位の低いものは院内が落ち着いた時間に電話をする。有給休暇によりスタッフ2名体制となっても体制維持が可能なのは「隠れたスタッフ」であるAI電話によるものなのだ。
弱者が生き残る術、私はリーダーとしてそれを常に自問する。社会通念上「一般的」と言われている答えでは決して生き残ることはできない。だから、前例がないとかいう雑念を私は全く気にしない。タイムマシーンに乗り組織の未来図を想像した時に、現在の組織にとって必要なものかどうか?それだけが私の判断基準である。明瞭に可視化できれば、他の誰もが見えていない景色であっても「今やるぞ」という決断をする。
前述した初めてという3つの決断は、すべて成功を収めている。そして、さらに私は年内に「4つ目の初めて」に挑戦する。これは極めて緊張感のあるものである。来年の上半期はこれに命を懸ける。
スラムダンクの宮城リョータに「ドリブルこそチビの生きる道なんだよ!!」という言葉がある。自分たちの強みを徹底的に追及することが、これからの組織の成長に繋がると信じている。
- この文章から、筆者の方が非常に先進的かつ積極的に組織の改善と革新に取り組んでいる姿勢が伝わってきます。特に、AI電話の導入や少人数体制の中での効率化を実現し、スタッフの働きやすさと患者さんへのサービス向上を両立させている点は、現代の医療現場において非常に重要な取り組みです。また、「弱者が生き残る術」というテーマや、「前例がないことに挑戦する勇気」を持つ姿勢は、リーダーとしての強い意志と革新的な精神を感じさせます。自らの判断基準を明確に持ち、未来を見据えた決断を行う姿勢は、組織の持続的な成長にとって非常に価値のあるものです。さらに、スラムダンクの宮城リョータの例えを用いて、自分たちの強みを徹底的に追求し続けることの重要性を語る点も、非常に共感を呼びます。全体として、挑戦的でありながらも冷静かつ戦略的な視点を持つリーダーシップが伝わってきて、非常に感銘を受けました。