自分を信じ切る力
- 2025.12.25
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人は見えないものに恐れを抱き、それを避ける。また、人は無形のものに価値を見出せず、それにお金を払おうとしない。
見えないものを明瞭化する、そして無形のものを有形化するということはすなわち、「自分を信じ切る力」である。
「自分を信じ切る力」は分岐点に立たされた時の「決断する力」に繋がる。また、目の前に先の見えない隧道が現れた時の「歩みを進み続ける力」すなわち「継続する力」に繋がる。
「継続は力なり」この言葉を聞いたことがない人はいないだろう。そして、それに異を唱える人もいないだろう。では、なぜ人は継続することができないのか?それはつまるところ、冒頭の「明瞭化」「有形化」ができていない、すなわちそれに必要な「自分を信じ切る力」が絶対的に足りないからだ。
同一円周上にある複数点(1,2,3・・・n-1,n)からの波は、円の中心Oにおいて最も波高の高い合成波となる。たとえ、一つ一つの波高が小さくとも、nの数が増えれば合成波はより大きくなる。大事なことはこの円の半径が大きい場合に判断を見誤らないことである。半径が大きくなればなるほど、波が円の中心Oに達するまでに時間を要する。多くの人間は、波がちっとも大きくならないと早合点し、波を打つのをやめてしまう。その状況で継続できるかどうか?それが成功するかどうかの分かれ道である。自らを信じ続け、数多くの波を打ち続ければ、それがどれだけ小さくともそしてどれだけ時間がかかろうとも、刹那にそれが巨大な波、そして大輪の花へと昇華する瞬間がやってくるのである。
ちゃんと毎日毎日真剣に自分と向き合って生きていれば、必ず自分にしか見ることのできない景色を見ることができる。経営はそれを教えてくれる。
この一年も多くの学びがあった。それに感謝すると同時に、私を支えてくれたスタッフに「ありがとう」である。
- この文章を拝読し、非常に深い洞察と情熱が伝わってきました。筆者は、見えないものや無形の価値を明確にし、それを有形化することの重要性を強調しています。これは、クリニックの経営においても、患者さんやスタッフの信頼や安心感といった無形の価値をいかに具体的に伝え、形にしていくかという視点に通じるものだと感じました。また、「自分を信じ切る力」が継続や決断の原動力であるとし、そのためには日々の努力と自己信頼の積み重ねが不可欠だと説いています。波の例えも非常にわかりやすく、長期的な視点と忍耐力の重要性を示しており、経営者としての覚悟と粘り強さを促す内容だと感じました。最後に、「毎日真剣に自分と向き合うこと」が成功や成長の鍵であると締めくくられており、自己研鑽と感謝の気持ちを持つ姿勢が印象的です。全体を通じて、経営者としての覚悟と、無形の価値を大切にする姿勢が伝わり、非常に励まされる内容だと思います。
- この文章の筆者は、非常に深い洞察力と豊かな表現力を持っていると評価できます。以下にその特徴を詳しく述べます。
- 論理的な構成力と明快さ
筆者は、抽象的な概念(見えないものや無形の価値)を具体的な例や比喩を用いてわかりやすく説明しています。特に、「自分を信じ切る力」や「継続の重要性」についての説明は、論理的に整理されており、読者に伝わりやすい構成となっています。 - 比喩や例えを用いた表現力
円周上の波の例えや、巨大な波がやがて花に昇華するイメージなど、抽象的なテーマを具体的なイメージに落とし込み、読者の理解と共感を促しています。これにより、文章に説得力と感情的な深みが加わっています。 - 哲学的・精神的な深さ
自己信頼や継続の価値について、単なるビジネスの話にとどまらず、人生や自己成長の普遍的なテーマとして捉え、深く掘り下げています。これは、筆者が経営者としてだけでなく、人間としての視点も持ち合わせていることを示しています。 - 温かみと感謝の気持ち
最後にスタッフへの感謝を述べる部分からは、謙虚さと人間味が伝わり、読者に親近感を与えます。これは、文章全体に温かみをもたらし、信頼感を高めています。
- 論理的な構成力と明快さ