• 2025.07.01

 波は自分の器以上のものもそして器以下のものも訪れない。  自分が今生きているということは、自分の器以上の波が訪れたことのない証である。自らが飲み込まれるような大きな波があればすでに命を失っている。  また、以前のブログで、大波を乗り越えてそれを振り返った時に、しょうもないほどの小波と感じるだろうと書いた。波の大きさとは相対的なものである。波を乗り越えれば自らが成長する。自らが成長し大きくなれば、波は小さく見える。一度乗り越えたサイズの波が仮に再度やってきたとしても、それは小波どこ...

AI電話 ~続報~

  • 2025.06.29

 「AI電話(2025.06.07)」の続報である。先日私はAI電話の契約申し込みを完了した。8月中に導入予定である。  人は電話が鳴ったら電話を取らなければならないという常識に囚われている。私はこの世の中の常識を180度覆そうと思っている。世の中の電話のどれぐらいの割合が、「まさにその電話をかけた時」でなければならない用事であろうか?たしかに、119番のように「その瞬間」でなければならないものもある。しかし、多くの電話は電話をかける側の都合、そして電話をかける側にとって良いタイミングで...

分岐点 A or B

  • 2025.06.27

 経営者の日々は「決断」の連続である。「断つことを決めること」・・・複数の選択肢からたった一つを選ぶという行為は、残りの選択肢を未練もなく捨てきれる勇気を持つという行為でもある。  さて、ここにAまたはBという二択があるとする。スタッフ全員がBという選択をする中、経営者はAを選択した。皆さんはこの経営者の選択が正しい確率は一体どれくらいだと思うだろうか?もちろん一概にどうだとは言えないものの、多くの場合Aが正解だと思う。  スタッフ全員が選択したBというものは、おそらく一般的に考え...

公言=自責

  • 2025.06.26

 今月も残すところ3診療日となりました。今月も目標達成確実です。今年の上半期は6ヶ月オール達成となります。  一方で、私の頭の中はP/L思考で満たされているわけではありません。B/S思考、つまり何のために経営しているのか?その原理原則から導かれる長期ビジョンは何なのか?それに基づいて今自分が成すべきことは何なのか?ということを常に考えています。  そして、これは私だけが考えていればいいというものではありません。スタッフ全員が常に当院の精神として持っていなければならないものです。かつ...

御食国にて

  • 2025.06.23

 4ヶ月ぶりに旅行へ行ってきました。旅行の際には、その前の旅行についてブログで書いた内容を読み返します。前回は、「雪国にて(2025.02.24)」でした。  一所懸命に生きた毎日でした。怠惰に生きた日は一度もありません。その結果、毎月の目標はすべて達成してきました。7-8月時点での目標も、5月の時点でクリアしました。未来の目標から逆算した明確な線・・・2/24に語った自信は、「当然のもの」であったわけです。本気で一日一日を生きれば、絶対に成し遂げられるはずです。成し遂げられない...

長期ビジョン

  • 2025.06.21

 2~3週間前から、朝礼の際に日毎の当番制で当院の理念をスタッフに言ってもらうようにしています。スタッフは現在3名しかおりませんのですぐに当番が回ってきます。まだ私の目を見て大声ではっきりと言える者はおりません。 「専門医・認定医として、より質の高いリウマチ膠原病・骨粗鬆症診療を提供します」  実にシンプルで、患者さんに分かりやすいものではないかと思います。組織である以上、利益を追求しなければならないのは当然のことですが、近視になってしまっては先にある大事なものが見えなくなってしま...

父の日に思うこと

  • 2025.06.15

 今日は朝5時半から簿記の勉強をしている。診療日にはなかなかまとまった勉強時間が確保できないから早起きして勉強するしかない。  かといって、診療日に勉強していないわけではなく、診療日は朝6時からクリニックでカルテの予習と簿記の勉強をしている。診療前の時間は限られているので、傍から見ればきっと鬼のような形相をしているのだと思う。  これは決して努力自慢をしているわけではなく、優れた経営者であれば呼吸をするのにも等しい極当たり前の行動だろう。優れた者の常識は、そうでない者の非常識である...

原理原則

  • 2025.06.13

 経営者は、スタッフから好かれたいあるいは良く思われたいという気持ちを捨てるべきである。これは、開業してからの三年で私が学んだことの一つである。  経営者の仕事は事業を成功させることにある。スタッフから好かれるあるいは良く思われるということが事業の成功に必要であろうか?正直なところこの二つは無関係なものである。よって、敢えて嫌われる必要もないが好かれる必要もない。この気持ちに囚われてしまうのは、単に自分のことが可愛いからである。  クリニックの雰囲気が悪くなるじゃないか?そう思う人...

ロッククライミング Ⅲ

  • 2025.06.12

 断崖絶壁が目の前に現れた場合、多くの人はそれを進んで登ろうとは思わないでしょう。それを避けてできるだけ平らな道を探そうとするのではないでしょうか?  ではなぜ断崖絶壁を登るのか?平らな道は遥か彼方まで景色が見通せます。見えているということは安心かもしれません。しかし、逆の言い方をすれば、網膜に映っているものしか見えません。網膜に映っているもの以外は見えない。見えないから知ることがない、出会うことがない。  断崖絶壁の向こうには何があるのでしょうか?自然界であればそれはすでに決まっ...