第5回 日本リウマチ看護学会学術集会

  • 2024.06.24

 昨日の日曜日は、第5回日本リウマチ看護学会学術集会参加のため、名古屋へ行ってきました。  「多職種リウマチ王決定戦」というセッションに我々の施設が招待されたため、スタッフ4人を引き連れての学会です。  出場施設は全国の中から我々を含め5施設で、クイズ形式で得点を争いました。  結果は残念ながら、4位という中途半端なものに・・・  会終了後は、結果を含めモヤモヤを引きずりながら、一人で立ち呑み・・・  皆さん、「大吟醸酒」「本醸造酒」「純米酒」など...

レールを敷く

  • 2024.06.18

 何かを成し遂げるために必要なことが2つある。  1つは、目標を高く設定することである。目標設定が高くないと、実際に到達できる点は、多くの場合設定した目標以上に高くならないからである。  しかし、単に目標設定が高ければよいというものではない。「優勝を目指す」とか「100点を目指す」と口にするのは簡単だが、それに近づくには、目標から逆算してそこに至るまでの正しい筋道を緻密に立てることができるかどうかが重要であり、成功のためには目標設定そのもの以上に重要な工程である。  SAKE...

テイスティングアイテムが届きました。

  • 2024.06.14

 日本ソムリエ協会SAKE DIPLOMA取得に向けて、日々トレーニング中です。  一次試験(100問のCBT方式)の受験期間は、7/20~8/31までと幅があるのですが、私は7/21に受験することに決めました。早めに一次試験をクリアして、10月にある二次試験(テイスティング&論述試験)に備えたいと考えるからです。  一次試験の会場は、日本全国どこでも選択可能なのですが、私は岡山を選択致しました。なぜ、岡山なのか?その理由は日本酒好きの方にしか分からないでしょう。酒造好適米「雄町」...

人が忌避するもの

  • 2024.06.11

 芥川龍之介の「羅生門」にあるように、疫病や飢饉などにより、町中に屍がゴロゴロとしている時代があった。そうでなくとも、長らく人類の死因の第一位が感染症であったわけで、抗生物質のない時代には、死を身近に感じる機会が人には多くあった。  人はいつから「死」を日常生活から排除するようになったのであろうか?  私は死について考えない日は一日もない。こんなことを言うと、暗い奴と思われる読者も多いかもしれない。しかし、生と死はそもそも表裏一体のものである。死について考えるということは、生につい...

ある無医村の話

  • 2024.06.08

 これはある無医村の話である。  その村の人口は2300人。ほとんどが高齢者であり、何らかの疾病を有していた。この小さな自治体にはもちろん病院はなく、診療所はあるのだが、週に1回だけ隣町から医師がやってきて診療に従事していた。  病を有する村人たちは、この週1回の診療を心待ちにしていた。自らの健康がそのたった週1回の診療に委ねられているのだから、それも当然のことであろう。診療所の待合い室はいつも患者さんでごった返し、診療所の外にまで診察を待つ患者さんが列をなしていた。  医師...

本日は南彦根でリウマチ相談会を行いました。

  • 2024.06.08

 本日土曜日外来終了後、南彦根のビバシティへ移動し、リウマチ相談会を行いました。当院開院以来定期的に行っているもので、毎年6月と11月に開催しています。  今回で4回目になりますが、前3回はすべて長浜での開催でしたので、湖北医療圏を越えての開催は初めてです。その狙いには、彦根市を含めた湖東医療圏には、整形外科クリニックはたくさんあるものの、リウマチ専門医が少ないという実情が背景にあります。  関節リウマチ治療の選択肢は非常に多くなったにも関わらず、もしかすると適切な治療を受...

鮒ずしと共に

  • 2024.06.08

 滋賀県は海なし県ですが、有人島があるのをご存じでしょうか?  琵琶湖には「沖島」という島があります。今から約35年前のことになりますが、私が堅田小学校在籍の時に、社会科の授業で沖島を訪れ、沖島小学校の生徒と交流を持った記憶があります。  今回は、沖島在住の方からいただいた自家製の鮒ずしを日本酒と合わせてみました。発酵食品の場合、乳酸を強く感じられる生酛・山廃系の日本酒が極めて相性の良い選択になります。  菊姫は非常に有名な銘柄であり、ご存じの方も多いと思いま...

山霧

  • 2024.06.07

 霧がかった山を登る。山の頂はおろか、10m先も見えない。自らが登っているのか、下りているのか、それすらも分からない。  見えないものを信じることは非常に難しいことである。確かにそこに「ある」と視認できてこそ、人は安心し、それに向かって進むことができる。  時にその霧が晴れ、山の頂が見える。その姿は遥か彼方にある。そしてまた霧の中を進む。再び霧が晴れ、山の頂が見える。その光景は、先程と全く変わらない。その時、自分の無力さに打ちひしがれ、愕然とする・・・  しかし、この心理状況...

当院の関節リウマチ診療データ(2024年)

  • 2024.06.01

 現在当院通院中の関節リウマチ(RA)患者数は260名を超えており、抗CCP抗体陽性の方は186名を占めます。今回、その内の177名のデータが揃いましたので公表致します。  疾患活動性については、DASよりも厳しい基準であるCDAI・SDAIで、低疾患活動性以下が約90%と極めて良好な結果でした。 【年齢】 平均値:63.6歳 中央値:64歳 【男女比】 男性:19% 女性:81% 【罹病期間】 2年以内:12% 3~5年:12% 6~10年:28% 11年以上:43%...

リウマチだより 6月号

  • 2024.05.31

 今回も前回の4月号に続いて骨粗鬆症に関する話題を載せました。  骨粗鬆症は本邦に約1280万人の患者さんがいると推測され、関節リウマチは続発性骨粗鬆症をきたす代表疾患です。我々リウマチ専門医は、骨粗鬆症診療にも精通する必要があります。 f7b4ff0bb6920d277da4f1faf54e72fbダウンロード ...