AI 電話

  • 2025.06.07

 昨日終業後、「AI電話」を扱っておられる会社に説明会をお願いしました。当院では医業利益を生み出すため、少数精鋭かつ徹底的に仕組み化を追求していますがそれにも限界があります。

 人がやる必要のない仕事はすべてAIに任せ、人でしかできない仕事のみ人が行う。そういったシステム作りがこれからの組織には必要です。AIを上手く活用することにより時間を生み出す。生み出された時間は人でしかできない仕事に充てる。それが組織の価値を生み出します。「Time is money.」経営者はこういったものに投資をしていかなければなりません。

 人はどれだけ危機感をもって仕事をしているでしょうか?自分は何の目的で仕事しているのか?自分が組織において果たすべき役割は何か?他人と違う社会における価値とは何か?何のために生きているのか?

 私は四六時中こんなことばかり考えています。私からすれば他人がどのようなことを考えて生きていようが関係はないのですが、ただ一つ経営者の立場からすれば、AIにとって代わられてしまう人間は雇う意味がない。不要ということです。人としての価値というものはもちろん他人が評価するものではありません。しかし、雇う価値があるかどうかは評価者である経営者が判断するものです。雇う価値がないと判断されてしまえば、人としての価値云々ではどうしようもなく、無職という現実を突きつけられるだけです。

 私は現在のスタッフに毎日の朝礼でこのような話をします。その受け止め方は様々かもしれませんが、今のスタッフには価値があるからそのような話をするのです。価値のないスタッフであれば、違う形で辞めてもらう方法を模索するでしょう。

 自らの頭で考え、自らの価値を創造する。これができなければ、組織としての成長、強い組織づくりは成し得ません。医療費が膨らみ続ける中、診療報酬が上がることはこれから期待できないでしょう。保険診療の枠組みの限界の中で生き抜けるのは、日々必死に頭を使って考え続け挑戦し続ける者だけです。私は絶対に負け犬にはなりたくない。ましてや、言い訳や他責にするような負け犬にはならない。絶対に勝つんだ!!!