経営者と被雇用者
- 2024.07.26
1ヶ月前に、「孤独」と「孤高」の狭間(2024.06.27)を書いたが、最近の自分は孤独を感じることがなくなってきたように思う。これは、自らの理解者ができたということではなく、孤独を孤独と感じなくなってきたということである。
他人と比較することがなくなったのだろう。そういう意味においては、孤高の領域に踏み入れつつあるのかもしれない。
「よく頑張ったよ」「こんだけ頑張ったんだから仕方ない」・・・人はしばしば、結果が出なかった時、それまでの自らの努力や上司・同僚からの言葉を盾に自らを慰め、言い訳をつくりがちである。
しかし、経営において、このような慰めは全く無意味である。それは、結果が出なければ廃業するからである。結果が出ないのであれば、その原因を頭を使ってしっかり精査し、歯を食いしばって前を向いて頑張って結果を出すしかない。誰かが助けてくれるわけではないのだから。
経営者は仕事に対する甘い姿勢が許されないからこそ、それが人としての成長の機会になる。被雇用者と自らを比べる経営者がいたとすれば、それは経営者として未熟または失格である。