骨粗鬆症学会へ参加してきました。
- 2023.10.01
昨日土曜日の診療を終えた後、骨粗鬆症学会へ参加するため名古屋まで行ってきました。
グルココルチコイド誘発性骨粗鬆症の管理と治療のガイドライン2023が出ましたので、宗圓先生の講演を聴きました。その中で最も印象的だったのは、『グルココルチコイド(GC)の投与量に安全域はなく、プレドニゾロン換算1mgであっても骨折リスクになる』ということです。我々は、免疫抑制剤を使いこなして、極力GCを減らすよう努めなければなりません。座長の田中良哉先生も、『GC誘発性骨粗鬆症は、GCを処方する医師が責任をもって治療しなければならない。そうでなければ、それは医師の怠慢である』と断じておられました。
GCは色々な科で処方されますが、GC誘発性骨粗鬆症に関心のない医師がまだまだ多いという実情があります。この度発刊されたガイドラインを、是非とも多くの先生方に目を通してもらいたいですね。