インスタ 2026.07.19
- 2026.07.19
💚💚リウマチ科みやもとです💚💚
本日は、関節リウマチ(RA)患者さんの「膝の裏の痛み」について話しましょう。
膝の裏とは、医学用語では「膝関節屈側」という表現になりますが、皆さん膝関節屈側に痛みが出て、ピンポン玉みたいな腫れを生じたことはありませんか?
これは「ベーカー嚢腫(のうしゅ)」と呼ばれるものです。
膝関節炎が高度になると滑液がたくさん作られ、ベーカー嚢腫として認められるようになるのです。
最初はピンポン玉ぐらいの大きさの腫瘤(しゅりゅう)が膝関節屈側に認めるぐらいなのですが、貯留する滑液がさらに増えると風船を膨らませるように大きくなります。
そして、下腿(かたい;ふくらはぎのこと)にまで及び、下腿がパンパンに腫れることもあります。そして最終的には「破裂」することもあるのです。
ベーカー嚢腫は変形性膝関節症などでも認められますので、ベーカー嚢腫があるからといって必ずしもRAが原因とは限りませんが、CRPやMMP-3の値(膝関節は大きな関節なので膝に関節炎がある場合にはこれらが比較的鋭敏に上昇します)や関節エコーの所見などで総合的に判断します。
RAが原因であれば、治療内容を見直すことが重要ですね。