盂蘭盆会
- 2022.08.15
今年のお盆も帰省せず仕事をしております。医療従事者としては、なかなか大勢が一堂に会する状況に身を置くことは難しいですね。ましてや、開業医には代わりがいないわけですので、自らが感染すれば休診を余儀なくされます。はっきり言って恐怖しかないです。
さて、御先祖様がお墓から戻って来られています。日常の生活の中には、目に見えない力が働いたとしか思えないようなことが起こります。自分が一番辛い時にそのように感じることが多いのかもしれません。思い返せば、今年1月から2月にかけて、開業準備に追われながら心身ともに疲労困憊の状況で、午前3時ごろに湯船に浸かりながら、「もうあかんかもしれん」と思った時期がありました。そんな時にこそ、御加護があるのかもしれません。きっと父や御先祖様が救って下さったのだと私は解釈しています。そう解釈することが、おそらく最も自然で、そして自分にとっても最も幸せな解釈だと思うからです。開業してからもずっと見守って下さっているからこそ、今の自分があるのです。
墓参りや仏壇で手を合わせることができなくても、日本人としての心を失わずにこれからも生きていきたいと思っています。自分が死んだ時に、父や御先祖様に、生きている間にこれだけのことを成し遂げたと報告できるように・・・(主)