ブログを始めてみて

  • 2022.08.17

 SNSというものと無縁であった私が、6/1のクリニックブログ開設以後、執筆活動にハマっている。

 何が自分をそうさせているのか考えてみたが、私にとってブログの良い所は、読者が誰であるのか、また読者がどのように感じたのか全く分からないという「一方通行」な点である。別に読者の表面的な好意を求めているわけではないので、分かる人だけに分かってもらえればそれで良いのである。

 私は、予め内容を決めてからブログを書いているわけではない。書きながら自分の頭の中にあることを整理しつつ、流れ・構成を整え文章としていく。この作業は、実は自分の生活の中の重要な一部である。

 私は、何も考えずに生活するということに対して、常に恐怖心を抱いている。何も考えていないということは、何も感じ取っていないことを意味する。日常生活の中には、必ず何かヒントとなるものが転がっている。何も感じ取れなければ、新たな価値を生み出すことはできない。また、何となく感じ取れたとしても、それを具体的なイメージに変換できなければ、新たな価値には結びつかない。

 ブログをしていると、文章を書くという行為によって何となくぼんやりとしていたものが具現化される。自らを振り返り、自らの考えや思いを咀嚼し、アイデアを融合させる重要な時間である。(主)