インスタ 2026.05.03
- 2026.05.03
💛💛リウマチ科みやもとです💛💛
本日は日曜日、日曜日のテーマは「関節リウマチ(RA)の診断」です。
RAの診断は決して簡単なものではありません。RAやその他の膠原病を含め、関節炎をきたす疾患を経験すればするほどそのように感じます。
RAと似たような症状や検査値異常をきたす「RAもどき」は多数存在します。
ある問診票に「1~2週間前からあちこちの関節が痛む。だるさもあって最近尿が濃い気がする」とありました。
急性の経過で、複数の関節に痛みや腫れが生じた場合、まず除外すべきは「ウイルス性関節炎」です。
ウイルス性関節炎の代表疾患が、皆さん驚かれるかもしれませんが、リンゴ病(伝染性紅斑)の原因である「ヒトパルボウイルスB19」です。決して子供だけの病気ではありません。それ以外のウイルスとして、B・C型肝炎ウイルスやHIVなどがあります。
さて、問診票に戻りますが、問診での海外渡航歴と眼球結膜黄染(白目が黄色くなること)から、検査する前の時点で、肝炎ウイルスによる黄疸(ビリルビン尿)・関節痛と推測しました。
結果的に、「急性B型肝炎」と診断したケースです。ウイルス性肝炎では、黄疸の症状が出る前に関節症状をきたすことがありますので、RAやその他の膠原病と誤診しないよう注意が必要です。