うちのスタッフはスゴイ💛

  • 2022.09.29

 昨日、聾の方が当院を受診された。手話通訳の方と共に来院されたのだが、診察中はできる限りゆっくり話すように、また間を使うように努めた。私の声は直接届かなくとも、患者さんの表情から多くを読み取ることができるはずである。患者さんの顔面表情筋の動きに全神経を集中し、私の説明がどの程度伝わっているのか汲み取る・・・

 診察が終わってからの一日の振り返りの時間・・・受付スタッフの三人から、「患者さんが帰られる際に、手話で『お大事に』ってやってみたんです。」

 「えっ?」これがその時の私の正直な感想である。私が同じ立場であれば、手話で安易にそのように表現することが、もしかすると裏目に出てしまうかもしれないと躊躇ったはずであろう。しかし、患者さんと手話通訳の方は、大変喜ばれて帰られたという。

 これを「美しきsense」と言わずして何と呼ぶであろう。診察中に、受付スタッフは自分たちにどのようなおもてなしができるか相談して、それをさらりとやってのけたわけである。日本中どこを探しても、同じような状況で同様のことをできるクリニックはないであろう。

 常々、スタッフには「自ら価値を生み出せ」と言い続けている。私は、生徒手帳のように「これをやってはいけない、あれをやってはいけない」と言うことは大嫌いである。そのようなものからは、決して新たなものを生み出すことはできない。nothingである。スタッフのネックレスやイヤリング、ネイルも可としている。これらが、患者さんから見た時に不快に思われるものであれば、その者のsenseがないのである。senseのある者なら、自身を引き立たせる真の「アクセサリー」の意味を知っているはずである。ダメということには何にも面白みはなく、senseが磨かれることなどない。

 うちのスタッフは世界一です。昨日は疲れすぎて言えなかったけど、毎日そう思っています。(主)