10/20講演会(医療従事者向け)

  • 2022.10.13

 今回は、開業してから初めての乾癬性関節炎の講演会です。  他院で「関節リウマチ」と診断されるも症状改善なく当院を来院される方の中には、血清反応陰性関節リウマチではなく、「乾癬性関節炎」ということがあります。  皮疹が明らかな場合には診断は難しくはないのですが、皮疹がないあるいは軽度の場合には、しばしばリウマチ医にとって診断がチャレンジングとなります。乾癬の既往歴・家族歴、炎症性腰痛、爪病変、踵の痛みなどの付着部炎を問診および身体診察でしっかり捉えることが重要です。  私から...

10/17講演会(医療従事者向け)

  • 2022.10.04

 今回は、リウマチ連携が趣旨の講演会です。  リウマチ診療(他の領域でもそうでしょうが・・)においては、非専門医の先生方が「正しい」と判断していることが、実は「誤り」ということがしばしばあります。これの厄介な点は、医師が「誤り」を「誤り」として認識していないということです。医師は「正しい」と思っているわけなので、患者さんもそれを信じてしまい、結果的に適切な治療介入がなされず、関節破壊が生じてしまうケースを度々経験します。  教科書には載っていない内容を、自験例を中心にまとめてみまし...

10/13講演会(医療従事者向け)

  • 2022.09.28

 今回は富山・石川・福井など北陸エリアを中心とした会ですが、我がクリニックから2演題発表させていただくことから、近畿エリアも対象となっています。  IL-6阻害薬投与中は、感染症罹患時でも発熱やCRP上昇がマスクされるため、その初期対応が遅れてしまう恐れがあります。そのため、患者さんへの教育が極めて重要です。  医師の立場および看護師の立場から、啓発的意味合いを込めて講演致します。(主) ...

10/8講演会(医療従事者向け)

  • 2022.09.24

 10/8の講演会は、主にメディカルスタッフを対象としたもので、日本リウマチ財団の教育研修単位取得が可能です。  「洛星の襷(2022.08.23)」に登場する川上先生のクリニックスタッフである板谷さんとの共演です。新型コロナ感染が流行する前は、学会・講演会だけでなくプライベートでもよく会う機会はありましたが、最後に会ったのは2020年12月の京都駅前が最後でしたっけ?  今回の会全体の趣旨は、生物学的製剤の自己注射指導ですが、私からは「ナースの仕事は決して自己注射指導だけでなく、...

9/28講演会(医療従事者向け)

  • 2022.09.09

 9/28に講演会があります。今月4回目、来月も4回・・・この時期は毎年講演発表が重なります。  「私がオルミエントを好んで選択する理由」というタイトルで、月~金まで5人の医師が日替わりで講演するという企画です。タイトルは同じでも、5人とも異なるアプローチでの講演ですので、全て聴講しても楽しめるのではないかと思います。  宮本はJAK阻害薬ばかり使用していると思われている医師も多いかもしれませんが、それは決して正しくはありません。開業してから5ヶ月経過しますが、開業後新規にJAK阻...

第33回中部リウマチ学会

  • 2022.09.03

 9/2(金)・9/3(土)の両日、岐阜市で第33回中部リウマチ学会が開催されました。クリニックを休診にし、学会参加・発表して参りました。  重鎮の先生方が(まるで審査員の如く・・・)会場の前列を陣取っておられます。普段よりも大きなプレッシャーを感じながらの発表でした。自らを曝け出し、他人の評価を受ける機会があるということは非常に大事なことです。どれだけ偉そうなことを言ったって、他人に認められなければそこに価値はないのですから・・・  患者さんがどうすれば幸せになるのか?そのために...

9/17湖北医師会学術講演会(医療従事者向け)

  • 2022.08.25

 9/17湖北医師会学術講演会で、『不明熱・関節リウマチ・骨粗鬆症など雑多な話 ~ピットフォールを中心に~』と題して講演致します。  ・リウマトイド因子(RF)や抗CCP抗体が高ければ、関節リウマチ(RA)と診断して良いのか?  ・RFや抗CCP抗体が正常なら、RAでないと判断して良いのか?  ・CRPが正常なら、RAの疾患活動性は良いと判断して良いのか?  ・抗核抗体(ANA)が高ければ、膠原病があると判断して良いのか?  ・ANAが正常なら、膠原病は否定して良...

9/12講演会(医療従事者向け)

  • 2022.08.25

 9/12に松山赤十字病院の押領司健介先生より、『関節リウマチ治療におけるBaricitinibの役割』と題して講演を賜ります。私が座長を務めます。  押領司先生は、私と卒業年が同じですが、殿上人であらせられます。リウマチ診療に携わっている医師で、押領司先生のことを知らない人はいないでしょう。  医師の置かれている立場が違えば、同じ薬であっても使い方が異なってきます。押領司先生の講演を通じて、新たな発見ができればと思っております。  また、後半のディスカッションは、私からの症...

柳田英寿先生に座長を賜りました。

  • 2022.08.19

 本日、『EORAにおけるバリシチニブの立ち位置』と題して講演致しました。宇多野病院の柳田英寿先生に座長を賜りました。  講演の冒頭に、『院長』ではなく『主』との肩書に言及いただきました。今までの座長の先生方にはほぼスルー扱いされておりました (;´・ω・) ので、大変嬉しく感じました。院長って周りから呼ばれると調子に乗ってしまいそうなので、クリニックでもスタッフには院長とは呼ばないように言っております。  別の呼称を思案していたのですが、一国一城の『主』にしました。アグレッシブに...

得平道英先生の講演会(本日)

  • 2022.07.14

 本日は、私が座長で、埼玉メディカルセンターの得平道英先生よりMTX-LPDをテーマに講演を賜りました。近江八幡での完全対面式の会でした。  久しぶりの完全対面式のため、高台の座長席から見えるフロアの景色に慣れるのに時間を要してしまいました。  非常にボリュームがありましたが、学会でも聴けない内容を分かりやすくお話いただきました。時間の都合上伺えなかった質問を抱えながら悶々としていた私ですが、帰宅後堪らず得平先生にメールしてしまいました・・そんな私に対しても快く返信をいただきありが...