関節リウマチ診断の難しさ(その2)
- 2024.08.10
昨日は、関節リウマチ診断の難しさ(その1)として、関節痛+リウマトイド因子(RF)高値という理由だけで関節リウマチ(RA)と誤診されてしまっているケースを紹介しました。 今回は第2弾です。高齢者に急性の経過で(しばしばある日突然)両肩関節痛や両肩関節可動域制限(右か左どちらか一方ではなく、左右に症状の程度の差はあったとしても両側性というのが重要です)を認めた場合、リウマチ性多発筋痛症(PMR)という疾患が鑑別に挙がります。PMRという疾患は、高齢発症関節リウマチとしばしば鑑別が難しく...