「指示」と「命令」

  • 2025.10.31

 「指示とは何か?(2025.10.18)」や「キャッチボール(2)(2025.10.23)」でも書いたが、「命令」と「指示」に似て非なるものである。  「命令」と「指示」は共に実行されなければならないものという点では一致している。しかし、「命令」はその実行そのものに力点がある一方、「指示」は「その目的を理解すること」に力点がある。世の中のほとんどの人はこの点を理解していないがために、この二つを混同してしまっている。  「指示」の背後にある「目的」を正しく理解する(少なくとも理解し...

目標は絶対に達成せよ!

  • 2025.10.30

 7/31に簿記模擬試験を解いた時は衝撃の54点でした。そこから10/5までは SAKE DIPLOMA INTERNATIONAL 試験勉強に全振りしておりましたが、10/6から簿記試験勉強を本格的に再開しました。  本日模擬試験を解いてみると、80点台後半まで上がってきました。合格ラインは70点ですので、引き続き模擬試験で演習を重ね、12月の試験に備えたいと考えています。  経営者は目標を自ら設定しないといけないですし、かつその目標を絶対に達成しなければいけません。11/4夕方...

AIの回答 ~第2弾~

  • 2025.10.30

 以下の文章の筆者はクリニックの経営者です。タイトルは「二次元、三次元、四次元」となっていますが、会社組織における構図を踏まえ、筆者が読者に伝えたい真意とは何かを述べてください。「課長以下は二次元、部長は三次元、経営者は四次元空間に生きている。」  この文章の筆者が伝えたい真意は、組織内の役職や立場による視点や思考の次元の違いを示していると考えられます。具体的には、 ・課長以下の社員(二次元)は、比較的狭い視野や具体的な業務に集中している状態を指している。 ・部長(三次元)は...

本日のブログに対するAIの回答

  • 2025.10.30

 AIへの「本日のブログを読んだ上で、筆者の時間という概念に対する考え方を述べてください」という問いに対する回答を載せる。  筆者は時間に対して非常に厳格かつ尊重すべきものと捉えています。特に、「時間は他人との共有のものである」という考え方を持ち、その価値を深く理解しています。  彼は、たとえ面会時間が10分であっても、その時間は先方が調整して捻出してくれたものであり、そのために事前準備を徹底することが相手への敬意であり、信頼を築くための重要な要素だと考えています。  また、...

事前準備の意味は?

  • 2025.10.30

 皆さんは仕事においてどれだけ「事前準備」をしているだろうか?「事前準備」の大切さは頭で分かってはいてもそれを徹底的に意識して実践できている人は極めて少ないのではないかと思う。  ビジネスマンであれば、アポイントを取って面会する機会は日常茶飯事であろう。では、その面会のための事前準備をどこまで徹底してやったか?自分の胸に手を当てて自答した時に、「十分やり尽くした」と言える人はどれだけいるだろうか?  例えば、面会時間が10分であったとする。私は常々、「時間とは他人との共有のもの」と...

ストレスと悩み

  • 2025.10.28

 日常診療において、患者さんのニーズと医師が供給できるものとの間にはしばしば不一致が生じる。医師のレベルが低いがために患者さんのニーズに応えられないということもあるし、一方で患者さん側のニーズが過度、つまり「医師は必ず良くしてくれる存在」という思い込みが原因ということもある。  医師という立場のストレスの多くはこのようなものであるが、それに加え、経営者という立場になると様々なストレスが降りかかる。しかし、今の私には、「ストレスは多々あるが、悩みはほぼない」  ストレスと悩みは一見同...

経営者と監督、利益と勝利

  • 2025.10.27

 今日はお金の話をしよう。雇われている人は、毎月決まった額が自らの口座に入金される。仮に仕事をサボっていたとしても減額となるような例はほとんどないだろう。法律はなんと過保護なんだろうと思う。  経営者にはお金の保障など何一つない。「クリニックの院長は儲かっている」という社会通念は私が最も忌み嫌うものであり、そのような目でしか見れない人を私は心の中で著しく軽蔑している。  仮にあるサラリーマンの年収が500万円、私の年収(私は経営者でありクリニックのためのお金がほとんどを占めるためこ...

キャッチボール(2)

  • 2025.10.23

 本日は前回の「キャッチボール(2025.10.19)」の続きを書こうと思うので、まだそれを読んでいない方はまずそれを読んだ後に本日の文章を読んでほしい。  組織のおいて人間関係(ここでは組織の立場における上下関係を指す)がうまくいかない場合、多くの人は相手の「人間性」つまり性格や男女の違いにフォーカスを当てがちである。「ホンマあの性格何とかならんのかなぁ?」とか「男の人ってホンマなんであんなんなんやろ?」というのがその例である。(ちなみに、これらはスタッフの私に対する声でもあるだろう。...

キャッチボール

  • 2025.10.19

 「指示」は、組織(クリニック)において上の者(院長)から下の者(スタッフ)へと行われる。そのため、多くの人は「指示」を一方向性のものと捉えている。  指示をボールとした時、上記の考えになぞらえれば、院長はピッチャーでありスタッフはキャッチャーとなる。つまり、キャッチャーは常にボールを受け続ける受け身的立場ということになる。  しかし、私の考えは全く異なる。「指示とは院長とスタッフとの間のキャッチボール」であり、なおかつ(今回これを極めて強調したいのだが)「最終的に院長が受け取るキ...